公開:2010/11/15 伊藤 みさ │更新:2020/08/06
宮島 大聖院で火渡り式!心頭滅却すれば火もまた涼し?
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- 広島ニュース
宮島・大聖院にて年2回、4月15日(三鬼大権現春季大祭)と11月15日(秋季大祭)に開催される、火渡り式。豊作や平和を祈り、参拝者の災いを取り除いて招福を祈願する行事。
紅葉も進む 広島県の 宮島・大聖院では11月15日、この時期恒例の火渡り式 が行われ、沢山の見物客と参加者でにぎわいました。
大聖院で行われる 火渡り式ではまず、不動明王を本尊として神仏に供える火を焚き、穀物の豊作や平和・参拝者の災いを取り除き、福を招き入れる・心願成就などを祈願。
弘法大師が弥山で修行をしてから約1200年間の時を超えて燃え続けているという「消えずの霊火」から移された火を檜などに点火し、使用しているようです。
動画で見る、大聖院の火渡り式
以下の動画は、火渡りの様子。
一般の方も、火がくすぶるなか素足で次々と渡っていきます。
宮島・大聖院「火渡り式」は、希望すれば誰でも参加OK!
檜の青葉は白煙を上げて天に昇り、やがて火柱となります。その煙は天に向けてのぼっていく。
火が少し落ち着いて来た所で約5m程度の道を作り修行をする儀式を行うのがこの火渡り式。
大導師がまず祈りながら火の残った道の上を渡っていく。その後は僧侶・山伏・信者と続きます。
修行をしている人は「心頭滅却すれば火もまた涼し」と言わんばかりに涼しい顔で渡って行きます。(中には熱さに耐えれずつま先立ちで早々と渡る人も…。)
その後に希望する参拝者が渡る事ができるのですが、希望者が敷地内に入れないほどの長蛇の列をなしており数えきれない…。
真剣にお祈りをしつつ歩く人から、足を悪くしたおばあちゃんまで。ゆっくりと噛みしめつつ渡っていきます。
これは成就祈願のご利益を持ち帰るため。
「熱かったねー」などと話しつつも参拝者の表情はどこか充実感あふれる表情。みなさん、どんなことを祈願したのでしょうか?
この「火渡り式」は、大聖院の年中行事として4月15日(三鬼大権現春季大祭)と11月15日(秋季大祭)、年に2度行われるもの。
希望すれば無料で火渡りを体験できるので、興味のある方は是非チャレンジしてみては。
▼宮島 大聖院 火渡り神事
開催日:4月15日(三鬼大権現春季大祭)/11月15日(秋季大祭)
時間:11時00分~15時頃まで
場所:大聖院
住所:広島県廿日市市宮島町210
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