公開:2023/09/07 Mika Itoh │更新:2023/09/07
広島駅の新駅ビル、工事中の内部を公開!路面電車ホーム見下ろす「雁木テラス」
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- 広島市 南区 スポット 観光
広島駅の南口で工事が進む新駅ビルの内部(一部)が公開!広島電鉄の路面電車が乗り入れるホームや、それを眺める「雁木テラス」の完成をイメージできるモックアップ(実物大の模型)などをご紹介します
現在工事が行われているJR広島駅の内部が2023年9月6日、報道陣に公開されました。
少しずつ全体像が見え始めたJR広島駅の新駅ビルは、2025年春の開業予定で工事が進められています。
新駅ビルの中央2F部分には広島電鉄のホームが作られ、路面電車が駅ビル内「中央アトリウム空間」に乗り入れる構造になっています。
3Fには路面電車のホームを見下ろす形で東西に『雁木テラス』が設置され、路面電車の乗り入れる様子などを座って眺めることが出来ます。
広島駅の新駅ビル2Fに路面電車が乗り入れ!それを眺める「雁木テラス」が3Fに
今回立ち入らせて頂いたのは、西側の「雁木テラス」。以下のパース(完成予想図)の視点に近い位置から実際に眺めると、
現時点では以下のようになっています。
雁木(がんぎ)とは
雁木は、水辺にせり出すようにつくられた階段状の船着き場のこと。
広島は川の多い町。昔は公共交通の要として水路が使われていたため、現在も広島市だけでなく県内の川辺や海辺には至る所に雁木(がんぎ)が残っています。
「雁木テラス」は、この雁木をイメージして作られた憩いの空間。
現場を視察した松井市長、広島電鉄の椋田社長、JR西日本中国統括本部の蔵原本部長の3人は、実際に雁木テラスに座って説明を受けイメージを膨らませました。
眼下には広島電鉄のホームとなる場所が広がります。現在の様子は以下。
ここに路面電車が乗り上げてくることを想像すると、ワクワクしますね!路面電車のホームがつくられるこの部分は、5Fまで吹き抜けになるため、かなり開放的な空間になりそう。現地を視察した松井市長らは以下のようにコメントしています。
- JR西日本・蔵原本部長 「水辺を意識した優しい広島のイメージそのままを表現して頂いた」
- 広電・椋田社長 「10年前から計画してきたが、想像以上にスケールが大きく、実際に見に来ると非常に明るく素晴らしいものが出来るんだと実感した」
- 松井市長 「新幹線から路面電車に直結する駅は広島しかないのでは」
動画で見る、工事中の広島駅 内部の様子と雁木テラス
以下は、公開された「雁木テラス」と工事中の広島駅 新駅ビル内部の様子。
まだ工事中のため迷路のように感じますが、とにかく広い!
この部分には何ができるのだろう?ここにエスカレーターが出来るのかな、など完成イメージ図と比較しながら現地を歩き、完成への期待も高まりました。
広島駅 新駅ビル「雁木テラス」のモックアップ(模型)
報道公開された時点の雁木テラスはまだ工事が完成していないため、雁木テラスのモックアップ(実物大の模型)を紹介。
実物大模型で再現されたのは、東側の雁木テラスの一角(以下のあたり)。
建築事務所のサポーズデザインオフィスの代表は「広島は川が沢山あって水辺の空間が魅力的、そこからインスパイアを受けてデザインしました」と紹介。
水のゆらめきをイメージしたこの模様は、角度によって見え方が変わるデザインになっています。
完成まであと2年。現在の工事の進捗率は6割ほど。
新駅ビルにはホテルや映画館も誕生予定となっているため、ここからさらに工事が進むとまた雰囲気が変わっていきそうです。
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