公開:2025/09/19 伊藤 みさ │更新:2025/09/19
サイクルシップラズリ、尾道-瀬戸田を運航するサイクリスト・ファーストな船
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- 尾道市 スポット 観光
サイクリストに嬉しい機能や設備が揃う サイクルシップラズリ。しまなみ海道のハーフライドなどに便利な航路で、自転車を輪行せずにそのまま乗り込める旅客船。実際に乗ってきた様子をご覧ください
しまなみ海道で、サイクリングとクルージングを両方味わえる!
サイクルシップラズリ が広島県尾道市で運航されています。

サイクルシップ・ラズリは、主に尾道駅前桟橋~瀬戸田港(生口島)を結ぶ旅客船。※チャータークルーズなどもあり

尾道~瀬戸田航路 / 瀬戸内クルージング公式より
自転車を輪行(分解や専用袋に収納)することなく、そのまま船内に積み込める船で
旅行者への思いをぎゅっと詰め込んだこだわりシップとして2018年10月に就航しました。事業者は株式会社瀬戸内クルージング


自転車のマークも目印!
ボディカラーは船名にもある「ラズリ(ペルシア語)=青色」。
しまなみ海道の海や島とサイクリングロード(ブルーライン)をラズリが繋ぐことをイメージして命名されています。水面から見え隠れする赤色も鮮やかできれいです。
しまなみ海道サイクリングロード推奨ルートの通称で、島と橋の車道左側(自転車は左側走行)に幅20cmの青いラインと距離標の路面標示が設置されています。初心者でも楽しめるコースが走りながらでも分かるようになっています。
2階デッキ部分のアーチは自転車の車輪をイメージさせるカラー・デザインで、“サイクルシップ” 感を演出します。

タイヤの溝っぽい装飾も細かい!
サイクルシップラズリに、自転車と一緒に乗ってきました。
サイクリストに至れり尽くせりな船、サイクルシップラズリ
サイクルシップラズリは主に土日に運航しており、平日は同じ航路を「シトラス」が運航しています。

シトラスも、自転車と共に載せられるので平日のサイクリストもご安心を。
筆者はメディア向けツアーにてラズリに乗船したのですが、この時は自転車の乗せ降ろし・サイクルスタンドへの設置は全てスタッフの方がやってくれました。

船と桟橋の間にはスロープが付くので、自分でもしやすそうでした。
船の1階・船尾部分には「駐輪スペース(シティサイクル、電動自転車)」、

2階デッキにはサイクルスタンド(高級なスポーツサイクル用)が設置されています。

2階へも自転車を押して上がりやすいようにタイヤ用スロープがついているのもサイクルシップならでは!

自転車同士があたって傷つかないように保護シートも用意されていましたよ。


尾道駅前桟橋→瀬戸田港に向かう途中、造船所や橋などいろんな景色を楽しめる。

1階の室内は空調が効いていて快適に過ごせるほか、客席窓ガラスはUV99.9%カット。

全ての窓側客席に2口ずつモバイルコンセントが設置されています。

また、無料Wi-Fiの利用も可能。
客船としては初の「サイクルオアシス」認証を受けており、自転車整備工具貸出などもあり。

サイクリストにとって至れり尽くせりの船になっています。
サイクルシップラズリ の定員は75名(客室内は45席)で、自転車積載台数は約50台。

運賃は以下の通り。(2025年9月確認時点)
尾道 ⇔ 瀬戸田 | 1500円(小人750円) |
---|---|
尾道 ⇔ 重井東 | 800円(小人400円) |
尾道 ⇔ 須ノ上 | 800円(小人400円) |
瀬戸田 ⇔ 重井東 | 800円(小人400円) |
瀬戸田 ⇔ 須ノ上 | 800円(小人400円) |
須ノ上 ⇔ 重井東 | 500円(小人250円) |
自転車(500円)、電動自転車(500円)、原付(700円)を載せる場合は追加が必要となる。
料金は乗船の再に船内にて直接チケットを購入とのこと。
時刻表については、瀬戸内クルージング ホームページにて確認できます。
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