公開:2010/07/06 Mika Itoh │更新:2020/01/08
尾道 ビュウホテル セイザン、尾道駅の後ろ・山頂に建つ眺めの良い安宿
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- 尾道市 スポット 観光
尾道駅の裏にそびえる、小さなお城のような建物の隣に宿泊施設「ビュウホテル セイザン」があります。口コミ評判のいい安宿ということで宿泊してみました。
尾道駅の前を通ると、決まって目に入る千光寺山頂付近に建つ尾道城とホテル。写真右側の建物が「ビュウホテルセイザン」というホテルだそうで、お安く泊まれる宿なのだとか。
宿泊予約サイトじゃらんで見てみると、なんと5段階評価で4.5という高評価!(執筆時点)。一見、古そうに見えるお宿ですが、口コミは非常によいではないですか。実際はどんな感じのお宿なのか、泊まってみました。
尾道ビュウホテルセイザンのホームページで確認してみると、ウリは以下のようなもの。
- 全室オーシャンビュー
- タイ料理やタイ式マッサージが自慢
- 千光寺まで徒歩圏内
- 坂の街、尾道の景色を堪能できる
尾道駅からも近くて、尾道城のすぐとなりに位置しているので場所も分かりやすそうです。
尾道ビュウホテルセイザン、何が人気なのか
JR尾道駅から見た、ビュウホテルセイザン。山頂とはいえ、さほど高い山ではないため尾道駅からも近くに感じます。
このホテルに泊まった人の感想を見てみると、
- とにかく窓から見る尾道水道の景色に感動しました。
- とても接客が気持ちよかった
- 建物やテレビは古いのですが、部屋は広く、シンプルでキレイ
- なにせ施設は古い。が、無線LANは使えるし、努力は感じられるホテル
という声が多く、眺めやサービスに人気があるようです。なるほど、確かに尾道水道が一望できそうで眺めが良さそう。夜景も綺麗そうです。
駅からも近いので、チェックインは夜にしてそれまでは周辺散策しよう…と、チェックインを後回しにし、21時チェックイン予定にしてみたのですが、
これが間違いでした……。
チェックイン時間は早めがオススメ
ビューホテルセイザンへの道のりは、想像以上に険しい(細い)。しかも、街灯も少ないため、夜暗くなってから車で向かうのは、少々心細く感じる道のりでした。しかもカーブや分かれ道も多く、迷う。
ホテルに近づくにつれて、どんどん道が狭くなっていくため、車でアクセスする場合は明るい時間のほうが断然おすすめです。
尾道駅からのホテルまでの送迎サービスがあるそうなので、マイカーじゃない人や土地勘のない人は送迎を使うのが一番よさそう。
ビューホテルセイザンの人に電話をして、道を聞きながら、やっとの思いで到着しました。
写真は別日に撮影 / 駐車場(右側)
山の上に建つホテルなんですが、駐車場は狭く3台程度。私達が行った時は、ギリギリ1台分空いていたので、なんとかセーフ。
ホテルの方に伺ってみたところ、車が多い時はチェックインの時にお客様からカギを預かって駐車場の周辺の道などに縦列駐車させているとのこと。
「最高で12~13台はイケますよ」とのことで、土地が少ない坂の街ならではなのかもしれません。ちなみに、口コミ評判通り、フロントの女性の接客はとても気持ちが良く丁寧でした。
フロントは4F!エレベーターは「下る」坂に建つホテル
ホテルは坂に建てられているため、ホテルのエントランスを入ったところが4F部分になっていて、ここが最上階。このフロアに、フロントがあります。
歴史を感じる佇まい。昭和の香り漂う、ロビーのイスとテーブルも味があります。
客室は、エレベーターで下の階へ下がるという普通とは逆のパターン。
部屋のカギを貰ってエレベーターで2階へ降ります。「チンッ!」 とエレベーターの扉が開いて中に入ってビックリ。
1人乗ると、エレベーターの中はもう半分のスペースを占めています(笑)ここにもう1人が荷物を持ってはいると、かなりの密着度でギューギュー詰め。
これほど小さなエレベーターは初めて見ました。逆にちょっと新鮮。
2階に到着し今回のお部屋は210号室、歩いて一番奥の角部屋のようです。
1泊3500円~!タイの雰囲気漂う尾道の安宿・ビュウホテルセイザン
今回泊まった ビュウホテル セイザンの部屋はミディアムツインというお部屋。
普通のツインの部屋に素泊まりなら最安値で、1人あたり3500円で泊まれる安宿なのです(※価格は執筆時当時のものです)。
私達が今回泊めさせて頂いたお部屋は、ツインよりちょっと広い「ミディアムツイン」というお部屋でしたが、それでも1人、3900円という安さ。
部屋に入ると、すぐ右手に大きな収納。連泊する時なんかは、ここに荷物を置いておけば部屋を広く使えそうです。
収納を開けてみると…
スタンダードな浴衣と、レトロなスリッパが入ってます。
ベットは、こんな感じ。
安宿ですが、掃除などでお部屋は綺麗にしてあり、外観から想像するよりいい感じです。
ただし、ベットメイクはちょっとゆるめでしょうか。日本のホテルのベットは、シーツなどにシワがないほどビシッと張ってあるところが多くて気持ちいいんですが、こちらのホテルはちょっぴりヨレヨレ。
壁には、小さな風景画が飾ってあります。
次に浴室とトイレ。
古いなりに、頑張って綺麗にしてある感じを受けますし、浴室はタイルではなくユニットバスになってます。
ユニットバスの入り口には、タイの香りが漂うマットが敷かれてありました。
そういえば、タイ料理やタイ式マッサージなどタイに関係するサービスが多い。フロントの人に聞いてみたところ、セイザン のオーナーがタイにゆかりがあるそうで、こういうホテルのカラーになったのだそう。
セイザン ホテル内にあるタイ料理のお店は、美味しいと評判らしいですよ。
部屋の電化製品は、基本コンセントから抜いてあります(笑)
そしてここが、デスク。鏡もテレビも、かなりのコンパクトサイズ。
テレビも、かなり使い込まれているようで、風の影響を受けるのか、定期的にテレビの画面がザザーーッと悪くなります。
で、テレビの下に ミニ冷蔵庫があるわけなんですが、
コンセントは抜いてあり、冷蔵庫の中は、ほんのり温められておりました。
エコ対策なのか、コンセントが抜かれているのは冷蔵庫だけでなく、先ほど紹介したレトロなテレビも同様。
ちなみに、照明のスイッチ場所もわかりにくいので入室してから5分くらいは、暗闇の中で「スイッチ、スイッチ…」としばらく探しました。
やはり、チェックインは明るい時間にしておいたほうが間違いなさそうです。とにかく、できる限りの省エネをしている、という印象を受けます。
窓際には、小さなテーブルとエアコンがあります。
これもまた懐かしいタイプの冷房。
ただ、こんな感じの切り替えなので、温度の微調整は厳しい。寒すぎたらスイッチを切ろう。
天気が良ければ、客室からの眺めは最高!
そしてなんといっても、ビュウホテルセイザンがウリにしている全室オーシャンビュー!
どんな景色が広がってるのか楽しみにしていたのですが、私達が泊まった夜はあいにく雨模様だったため、残念ながら夜景は微妙でした。
でも、翌朝はいい天気になってくれたお陰で、尾道らしい風景を見ることができましたよ。
反対側の景色も、こんな感じ。
あと、無線LANが使えるのも魅力の1つ。ただ、どの部屋でも利用できるワケではなく無線LAN の受信機を貸し出しをフロントでお願いすれば利用できるというもの。
無線LAN の受信機は、3個しか無いそうなので早い者勝ちです。予約の時点で「借りたい」、と先に言っておけば確保できると思います。また、送迎バスを利用すればアクセスの悪さもクリアしそう。
細かいことを言えば、壁紙がはがれていたり、浮いていたりする箇所がいくつもあり目立っていたのは少し残念だったでしょうか。スタッフの方は皆さんとても感じがいいので気持ちよく泊まることができます。
※内容は執筆時のもの。確認してからお出かけ下さい。
ビュウホテル セイザン | |
---|---|
住所 | 広島県尾道市西土堂町16-21 |
概要 | 客室タイプ・宿泊プランについて |
周辺 | 周辺グルメ/周辺グルメ/周辺マップ |
関連 | 解体が決まった「尾道城」最後の姿 |
備考 | マイカーで行く場合は、細い山道にご注意を。 |
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