公開:2018/01/06 伊藤 みさ │更新:2020/12/01
シネマ尾道、映画のまち 唯一の小さなレトロシアター
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映画のまち、広島県尾道市にある映画館「シネマ尾道」。名を変えながら長きにわたって尾道で映画を上映してきたこの劇場は、古いながらも綺麗に手入れされ大事につかわれている映画館です。
JR尾道駅からすぐ近く、ひっそりとだが何かの看板の跡などに歴史の重みを感じるミニシアター、シネマ尾道があります。
シネマ尾道にあるスクリーンは1つ。ここでは、新しい作品のほか旧作を含み、味のある作品が年間およそ120本上映されています。
入口には、上映作品のチラシやポスター、料金が貼り出されています。
恐らく、元々はこの丸く出っ張った軒先がチケット販売カウンターとして使われていたのだと思われますが、現在はこのスペースは使われていないよう。
扉をあけて館内に入ってすぐの場所にレジが置かれ、そこでチケットを購入します。
料金POPもかわいい
正面の階段を上っていくとすぐ、シアタールームがあります。
昔懐かしい映画館、シネマ尾道
シアタールームの前には、今後上映予定の作品など様々な映画のチラシが並んでいます。パンフレットもあるので、欲しい時はスタッフの方へ。
シアタールームは奥行があり、112席。自由席となっています。
最近の映画館は、座席が階段状になって後ろに行くほど高い場所からスクリーンを眺められるスタイルの劇場が多いですが、シネマ尾道は段差はなく同じ高さで席が並べられています。
いつも映画館では真ん中~後ろを好んで陣取る筆者ですが、シネマ尾道のシアタールームはコンパクトなので、前の席も見やすそう。筆者が訪れた日も、シートの色がちょうど切り替わる前列(真ん中より前側)辺りに人が密集していました。
シネマ尾道は、昔からある懐かしい劇場そのまま。雰囲気があり、館内も綺麗にされています。地元の人にも愛され、大事に使われてきたのが感じられる劇場です。
シネマ尾道は、映画の舞台・ロケ地としてよく登場する尾道のまちにある唯一の映画館として、営業されています。
映画の街の映画館を守りたい、尾道松竹からシネマ尾道へ
はじまりは、1947年。演劇場「第一劇場」から、松竹(株)の直営「尾道松竹」としてオープン。1962年に現在の鉄筋へと建て替えられますが、わずか10年あまりで松竹撤退。その後、当時の社員だった方が経営を引き継ぎますが、2001年に閉館へ。
映画のまちと言われる尾道から映画館が消えた…。そんな悲しさを地元の女性数人が埋めようと活動を興したことで “尾道の映画の灯” が再燃し、2008年に「シネマ尾道」が開館しました。
このレトロな予告板を背に、記念撮影する人の姿も
レトロな映画館は、古きよきものと新しいものが混在した尾道の町並みにも馴染んでおり、尾道駅前にあるためアクセスも便利。
現在は数名の有給スタッフとボランティアによって運営され、映画上映のほか、映画監督やキャストを招いてのイベントが行われることもあるとのこと。
上映スケジュールやイベント詳細はホームページやフェイスブックでも確認できます。
シネマ尾道 | |
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住所 | 広島県尾道市東御所町6-2(地図) |
電話 | 0848-24-8222 |
駐車場 | 専用駐車場はなし。近くのコインパーキングなどを利用。尾道駅から徒歩1~2分。 |
関連 | 映画やドラマ・CMなど「広島ロケ作品」 |
周辺 | 尾道市グルメ / 尾道市スポット / 周辺おでかけマップ |
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