鈴木京香で映画 おかあさんの木、戦後70周年記念作品 6月公開へ
終戦70年記念作品として製作された映画 おかあさんの木。「お国のために」と息子を戦地へ送らねばならなかった母の残酷な運命と一生を通して平和を考える。
鈴木京香が主演を務める映画「おかあさんの木」が、2015年6月6日より公開する。
映画 おかあさんの木 は戦後70年記念作品として製作されたもので、40年前から小学校の国語の教科書に何度も採用されたという児童文学が原作となっています。
(c)2015「おかあさんの木」製作委員会
小学生の頃に聞いた「戦時中の物語」は、ただひたすら残酷で悲しい…という印象が個人的は強く残っていますが、
映画「おかあさんの木」では、母のゆるがない家族愛という視点から戦争について考えるため、“過去のこと”や“他人事”ではなく自分事として入ってきやすく、またずっしりと胸に突き刺さるものがあります。
物語は、お父さんとお母さんのピュアな馴れ初めや、お母さんの嫁入りシーンから始まります。時は流れ、戦争が始まる頃に立派に成長した息子たちには次々と赤紙が届き…。戦地へ赴く息子を「お国のために」と送り出さねばならない母からは次第に、笑顔が消えていきます。
キャストは 鈴木京香・田辺誠一・志田未来・大杉蓮の他、7人の男兄弟には三浦貴大やジュノンボーイのファイナリストの石井貴就や安藤瑠一などが出演する。
「おかあさんの木」実力派キャストと若手ホープたちが描く家族の物語
戦争をテーマとした映画ですが、衝撃的な映像は少ない。それでも、鈴木京香さん演じる主人公のミツ(お母さん)や息子たちの表情やそれぞれの想いなどから、やりきれない気持ちや痛み・苦しみなどが伝わってきます。
おかあさんの木 あらすじ
今から100年ほど前…長野県の小さな田舎村。若く美しいミツは、かねてから一途な想いを寄せていた謙次郎とめでたく祝言を挙げた。ミツは一郎、二郎、三郎、四郎、五郎…と次々に元気な男の子を生み、決して裕福とはいえない暮らしぶりではあったが幸福だった。
六人目の男の子・誠だけは、子宝に恵まれなかった姉夫婦に懇願され密かに里子に出したものの、さらに末っ子の六郎まで生まれ、家の中はいつも賑やか。優しい夫とヤンチャな息子たちに囲まれて、ミツはいつも笑顔で忙しい毎日を過ごしていた。
しかしその笑顔が消える出来事が起きてしまう。謙次郎が心臓発作で、急逝したのだ。愛する人のあまりに突然の死に、呆然とするしかないミツ。そんな彼女を支えたのは、6人の息子たちだった。
すっかりたくましい青年に成長した息子たちを、今度は“戦争”がミツから奪っていく。
予告動画は以下より。
映画 おかあさんの木、広島県内の映画館では TOHOシネマズ緑井・109シネマズ広島・エーガル8シネマズ・福山コロナワールド・Tジョイ東広島・広島バルト11 にて2015年6月6日より公開。
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