ロケ地は全て広島!「こちらあみ子」芥川賞作家で広島出身・今村夏子の小説を映画化
広島出身・芥川賞作家の今村夏子の小説「こちらあみ子」を映画化!ちょっと変わった主人公のあみ子に新星・大沢一菜、両親役には井浦新と尾野真千子が出演し、オール広島ロケで撮影が行われました。
広島に暮らす、ちょっと風変わりな小学5年生の女の子・あみ子の純真無垢な行動が、周りの人達を変えていく過程を描いた映画『こちらあみ子』が、2022年7月8日から全国公開となります。
映画『こちらあみ子』の原作は、広島出身の芥川賞作家・今村夏子の同名小説。物語の舞台となっている広島がロケ地となり、全ての撮影が広島県内で行われました。
あみ子が通う小学校のロケ地となったのは、呉で廃校になった旧小坪小学校。このほか、呉市内や広島市・安芸太田町・東広島市などで撮影が行われました。
主人公のあみ子は、応募総数330名の中からオーディションで選ばれた、東京出身で10歳の大沢一菜(おおさわかな)。演技経験ゼロで本作がデビュー作となる彼女ですが、独特の存在感で“あみ子の見ている世界”を体現。
あみ子の両親は、井浦新(父親役)と尾野真千子(母親役)が演じています。
映画「こちらあみ子」あらすじ・予告動画
あみ子はちょっと風変わりな女の子。優しいお父さん、いっしょに登下校してくれるお兄ちゃん、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいるお母さん、憧れの同級生のり君、たくさんの人に見守られながら元気いっぱいに過ごしていた。
だが、彼女のあまりに純粋無垢な行動は、周囲の人たちを否応なく変えていくことになる。
誕生日にもらった電池切れのトランシーバーに話しかけるあみ子。「応答せよ、応答せよ。こちらあみ子」―――。奇妙で滑稽で、でもどこか愛おしい人間たちのありようが生き生きと描かれていく。
ひとり残された家の廊下で。みんな帰ってしまった教室で。オバケと行進した帰り道で。いつも会話は一方通行で、得体の知れない寂しさを抱えながらもまっすぐに生きるあみ子の姿は、
常識や固定概念に縛られ、生きづらさを感じている現代の私たちにとって、かつて自分が見ていたはずの世界を呼び覚ます。観た人それぞれがあみ子に共鳴し、いつの間にかあみ子と同化している感覚を味わえる映画がここに誕生した。
映画『こちらあみ子』は、2022年7月8日より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。
広島県の劇場では、2022年7月8日から八丁座、呉ポポロ、福山エーガル8シネマズ、福山駅前シネマモードにて、
2022年7月29日から広島バルト11とTジョイ東広島、2022年7月30日からシネマ尾道にて上映予定。ロケ地として登場する広島の風景にも注目です。
©2022『こちらあみ子』フィルムパートナーズ
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