映画 聖の青春、広島出身・若き天才棋士の生涯を松山ケンイチが20kg増で挑む
広島出身の伝説の棋士、村山聖(むらやまさとし)のわずか29年の生涯を描いた実話を松山ケンイチで映画化。映画「聖の青春」は2016年11月19日より公開。
松山ケンイチ主演の映画「聖の青春」が2016年11月19日に全国公開となります。映画「聖の青春」は、100年に1人と言われる天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら、29歳という若さで亡くなった実在の棋士・村山聖の実話。
(C)2016「聖の青春」製作委員会
将棋に命を懸けた村山聖の激動の人生を描いた、大崎善生の小説「聖の青春」を実写化した。
主演は松山ケンイチ。村山聖に近づくため、本作のために体重を20kgも増やして挑んでいます。そして聖の最大のライバルである羽生善治を、東出昌大が演じる。
この2人が、見た目や雰囲気をご本人に驚くほど近づけていることも話題になりました。キャストはこのほか、リリー・フランキー、竹下景子、染谷将太、安田顕、柄本時生、鶴見辰吾、北見敏之、筒井道隆など。
映画「聖の青春」は、聖が短い余命を覚悟し「どう死ぬか、どう生きるか」に対峙した最期の4年間の姿にフォーカスして描かれています。
映画「聖の青春」あらすじ
将棋界をけん引する「新世代」の一人、村山聖は幼少時から「ネフローゼ」を患い、無理のきかない自らの重い体と闘いながら、将棋界最高峰のタイトル「名人」を目指して快進撃を続けていた。
そんな聖の前に立ちはだかったのは、将棋界に旋風を巻き起こしていた同世代の天才棋士・羽生善治(東出昌大)。すでに新名人となっていた羽生との初めての対局で、聖は必死に食らいついたものの、結局負かされてしまう。
「先生。僕、東京行きます」どうしても羽生の側で将棋を指したいと思った聖は上京を希望。体調に問題を抱える聖の上京を家族や仲間は反対したが、将棋に人生の全てを懸けてきた聖を心底理解している師匠(リリー・フランキー)の森は、彼の背中を押した。
上京後、髪や爪は伸び放題、本やCDやゴミ袋で足の踏み場もなく散らかったアパートの部屋。酒を飲むと先輩連中にも食ってかかる聖に皆は呆れるが、同時にその強烈な個性と純粋さに魅了され、いつしか聖の周りには彼の情熱を支えてくれる仲間たちが集まっていた。
その頃、羽生善治が前人未到のタイトル七冠を達成する。聖はさらに強く羽生を意識し、ライバルでありながら憧れの想いも抱く。そして一層将棋に没頭し、並み居る上位の先輩棋士たちを下して、いよいよ羽生を射程圏内に収めるようになる。
そんな折、聖の身体に癌が見つかった。「このまま将棋を指し続けると死ぬ」と医者は忠告。しかし聖は聞き入れず、将棋を指し続けると決意。もう少しで名人への夢に手が届くところまで来ながら、彼の命の期限は刻一刻と迫っていた…。
配給:KADOKAWA
村山聖(むらやまさとし) プロフィール
1969年、広島で生まれる。5歳の時、腎臓の難病ネフローゼと診断され入退院を繰り返す。広島の入院生活の中で将棋に出会い、自由時間すべてを将棋に費やす。12歳で体力がつき、薬で症状をコントロールできるようになり家へ戻る。
東京で初の小学生将棋名人戦に参加するも惨敗。その負けから火がつきプロ棋士への想いを募らせる。13歳で両親の猛反対を押し切り、プロ棋士を目指すため大阪へ行きプロ棋士への弟子入り。14歳で「奨励会入会」を果たし奇跡的スピード昇段で17歳でプロ棋士へ。
同世代の羽生善治と共に「東に天才羽生がいれば、西に怪童村山がいる」と注目されるようになり、病と闘いつつ命を削りながら将棋を指し続けた。
「負けるのは死ぬほど悔しい。だから、生きる時間を削ってでも勝ちたい。」
聖がすべてをかけて将棋に挑むその熱い想いが、静かな戦いの場でもひしひしと伝わってきます。「聖の青春」は2016年11月19日(土)全国公開(配給:KADOKAWA)、広島では109シネマズ広島、広島バルト11、イオンシネマ広島、八丁座、福山エーガル8シネマズにて上映。
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