公開:2011/05/21 伊藤 みさ │更新:2012/04/04
宮島「鹿にエサをやらないで」人とシカが仲良く暮らして行く為
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- 廿日市市 スポット 観光
宮島 で必ず出会う動物といえば、鹿(シカ)。愛くるしく、人なつこい宮島の鹿たちはすでに人に慣れていて観光客からもしきりにカメラを向けられる人気者!しかし近年の宮島の「ある変化」に、貴方はお気づきだったでしょうか?
宮島 で必ず出会う動物といえば、鹿(シカ)。
愛くるしく、人なつこい宮島の鹿たちはすでに人に慣れていて
観光客からもしきりにカメラを向けられる人気者!
しかし近年の宮島の「ある変化」に、貴方はお気づきだったでしょうか?
鹿せんべいの販売が、ひとつもない。
宮島の鹿は、人を見ると怖がるどころか
「何か食べるモノくれ」的なまなざしで近寄ってきたり
いい香りが漂うもみじ饅頭の袋をぶら下げた観光客の
荷物を狙ってきたり…ということも。
そもそも、宮島の鹿は「神の使い」として大切にされてきましたが
観光客の多い宮島ではそのかわいさから、人間が
ポテトチップスやお弁当の残りものなど 食べ物を与えていました。
そんな「いいにおい」がついたゴミ袋やお弁当のフィルムなど
ビニール袋を間違って食べ続けてしまう為、毛並みがボサボサになり
ゆっくりと死んでしまうのだそうです。
胃からはビニールの塊、消化不良で息絶えるシカたち 絶滅の危機に
死後の鹿を解剖すると、胃の中からバスケットボールくらいの
大きさのビニールの塊が出てくるといいます。
通常ならば草を食べるはずの鹿。特殊な消化能力によって草だけで
生きていける鹿が人に依存し続けねば生きていけない状態に。
廿日市市ではシカせんべいの販売をやめてもらい、
宮島桟橋の前には「エサをやらないで」という看板もたてた。
「エサをやらないだけでは、絶滅の危険性もある」という事から
芝を作る事も検討されているそうです。
つぶらな瞳で見つめるシカはとてもかわいいですが
一時の感情で自然のサイクルを壊さないように、
世界遺産・宮島の自然を守っていきたいものです。
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