宮島 厳島神社で管絃祭、地御前と宮島の管絃 奉納を追跡してきた
管絃祭は、厳島神社を造営した平清盛が取り入れたのが始まりとされているお祭りです。どんなお祭りなのか、追跡してみました。
宮島 夏の風物詩 管絃祭が2011年7月17日に行われました。毎年 旧暦の6月17日 に開催される管絃祭は、元々は貴族の「管絃の遊び」として親しまれていたそうですが、
厳島神社 を造営した 平清盛が これを宮島 厳島神社に取り入れ、遊びではなく神様をお慰めする神事として行うようになったと言われています。
約2万人が楽しんだという 2011年の管絃祭。大野瀬戸を往復するその優雅な姿を追ってきました!
廿日市市地御前と宮島との往復、その管絃祭の様子 画像 動画
大鳥居沖を出発した御座船とこれを案内する伝馬船と曳き船が地御前神社に19時40分頃到着。元々、宮島は「神の島」と崇められていて平清盛公が厳島神社 を造営してからも宮島に人は住んでいませんでした。
神社奉仕者も例外ではなく、祭典の時には船で往復したそうですが、風や波のある時には航海ができない為に対岸にも神社を建てここで祭典を行ったとのこと。これが地御前神社であり、
宮島に人が住むようになってからの祭典(管絃祭)ではまず船は宮島から地御前に向かい、宮島に還ることになりました。
宮島にだけでなく、地御前神社周辺にも地域の人が沢山集まって太鼓と唄と、舞いで雰囲気を盛り上げています!
浜辺の人たちに迎えられる御座船。
浅瀬まで来てとまるのかと思いきや、手の届く位置まで来た!触るとご利益があるのでしょうか?こぞってみんな触りに行きます。
御座船に乗る人から「もみじまんじゅう」などをもらったという子どもも。
【動画】宮島 管絃祭、廿日市市 地御前神社前にて管絃奉納
この後、宮島の長浜神社・大元神社で順次に管絃が奉奏されます。ここでは無料でちょうちんが配布されていて(数量限定)温かな光のもとで御座船が迎えられます。
【動画】宮島 管絃祭、大元神社にて
【動画】宮島 管絃祭、大元神社にて(2)
そして16時頃に始まった管絃祭も22時30分頃、いよいよフィナーレを迎えます。
管絃祭 フィナーレへ
大鳥居をくぐって厳島神社本殿に船を寄せ、漕伝馬船は狭い枡形部分に入ってその場で一気に3周回る!待ち構えていた厳島神社内の観客から拍手や歓声がわき起こります。
【動画】宮島 管絃祭、鳥居をくぐって本殿へ
【動画】宮島 管絃祭、厳島神社にて
厳島神社でもまた管絃が奉納され、ここで神様は本殿に還御され大野瀬戸にも静けさが戻ります。
管絃祭の終わりは23時過ぎ。通常ならばフェリーも最終が出てしまっている時間ですが、この日はJRフェリーも松大フェリーも臨時便が出ているので安心。
時間を気にせずにお祭りを楽しみたいという方には宮島宿泊がおすすめです。
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