宮島・海の中に立つ石灯篭「聖崎灯台」
広島からの高速船に乗って宮島に向かうと見える、海の中にポツンと立つ姿が不思議な石灯篭。古くからある灯篭型の灯台で聖崎灯台(ひじりざきとうだい)と呼ばれるものでした。
宮島の観光エリアからは少し離れた島の北側に、海の中にポツンと立っている石灯篭があります。
宮島の沖合に、ポツンと浮かぶように立つ灯篭
なぜ海の中に灯篭が…?と以前から気になっていたのですが、この石灯篭は「聖崎灯台(ひじりざきとうだい)」と言うもので、古くからある灯篭型の灯台なのだとか。
後ろに見える島が、宮島
宮島フェリーからは見えない位置にありますが、マリーナホップから宮島に向かう高速船や、瀬戸内海クルーズシップ「銀河」などからは見ることが出来ます。
聖崎灯台、現在は太陽光発電になっていた
クルーズシップ 銀河のホームページでは、聖崎灯台について以下のように解説されています。
聖崎灯台とは
宮島の北端にある聖崎灯台は海中に建つ古い灯篭型灯台です。対岸地御前の人によって毎日点灯されていました(1844年建立)。現在は外観はそのままに、太陽光発電になっています。 銀河HP
現在は太陽光発電なのですね!昼間しか見たことがなかったのですが、どうやら夜は今でも明かりが灯るようです。
豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」と聖崎灯台
聖崎灯台のそばに蓬莱島(蓬莱岩)も
ちなみに、聖崎灯台のすぐそばには蓬莱島(ほうらいじま)や蓬莱岩(ほうらいいわ)と呼ばれている小さな岩山があるのですが、
クルーズシップ「銀河」によると、この蓬莱島はもともと、宮島の北にある聖崎(ひじりざき)という岬の一部だったようです。その岬の先端が崩落したことによって、満潮時になると島のように見えるのだそうですよ。
また、春先になると蓬莱岩の周りに蜃気楼が現れて、幻想的な雰囲気になると宮島観光協会のHPでも案内されています。
銀河を利用する際や、マリーナホップ桟橋などから高速船を使って宮島に渡る時には、ぜひ海に浮かぶ灯篭型灯台「聖崎灯台」と「蓬莱岩」をチェックしてみてください。
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