公開:2021/01/02 伊藤 みさ │更新:2021/01/03
もちもち系「もみじ饅頭」5種類を食べ比べ!
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- 広島コネタ
近年多くみかけるようになった「もちもち」触感のもみじ饅頭を買い集めて食べ比べしてみました。それぞれ違って、おいしい。広島銘菓もみじ饅頭まとめ!
広島銘菓・もみじ饅頭。定番のお土産ものとしても知られるお菓子です。ベーシックは「つぶあん・こしあん」ですが、メーカーによってはカスタード・チーズや様々な味のクリーム系も発売されています。
その中で、筆者が個人的に好きなのが「もちもち系」のもみじ饅頭。
昔はあまりなかった「モッチリ」「モチモチ」食感のもみじ饅頭が、2000年代になってから多く登場しています。
駅の土産店や高速道路のSAなどでも購入可能な「もちもち系もみじ饅頭」を買い集め、食べ比べてみました。
モチモチ系もみじ饅頭、5社の違いを比較してみました
今回筆者が食べ比べたのは、以下5つのもみじ饅頭。
同じ「もみじ」をモチーフにしたお饅頭でも、形や模様がけっこう違って個性的です。もちもち系もみじ饅頭の食べ比べによる特徴は以下の通り。(あくまでも筆者の感想です)
生もみじ/にしき堂
通常のもみじ饅頭とは違う型で焼かれていて模様が違い、饅頭の右側に鹿の焼き印があるのが、にしき堂の「生もみじ」ならでは。今回筆者が食べたのは「粒餡」でしたが、「こし餡」「抹茶餡」もあり。生もみじは約10年かけて開発されたものだという。
生地には広島県産のもち粉・米粉が使用されており、「もっちり」「しっとり」の触感。モッチリの強さでいえば他社と比べて一番強い印象で、多少歯にくっつくほど。
お餅もみじ/にしき堂
こちらも「にしき堂」のもみじ饅頭。生もみじとの違いは、こちらは皮ではなく「餡」がもっちりとしています。
食べた瞬間「なにこの爽やかさ!?」という驚きがあり、その爽やかさの正体は「ゆず」でした。白あんのゆず風味。少し、「ういろう」にも似た食感のあんこでした。
元祖もみぢ饅頭/高津堂
もみぢ饅頭を考案した高津常助氏のこだわり・葉脈がはっきりと分かるように入った形で左右非対称。つぶ餡。高津堂では「もちもち系」を別に作っているわけではなく、もちもち生地がベーシック。
皮がほんのり黄色く、ふんわりの中にもちっとした感じ。他社よりも全体的に薄め(スリム)に焼かれているので、1つ食べても軽い印象。
もちもちもみじ/大國堂
他社のものに比べ、柔らかく見た目にはもろい印象。生地はモチモチとしていて、他とは少し違う香ばしさ(風味)を感じます。中身はこし餡。なめらかな舌触り。こちらも、1つ食べても軽い印象。
もみじもち/藤い屋
高津堂に次いで葉脈が多くはっきりと分かるように焼かれたもみじ饅頭で、つぶ餡。あずきの皮の香りが強く感じられます。
饅頭の皮は薄く焼かれていてモチモチ感は薄めですが、餡が多く感じられる。もち粉のほか白玉粉も使用されていて、歯切れのよい感じ。
番外編:桐葉菓/やまだ屋
桐葉菓(とうようか)は「もみじ饅頭」ではありませんが、もみじ饅頭大手のやまだ屋が1997年に発売した、もちもち生地の四角いお饅頭。こういった食感のお饅頭はこの頃珍しかったように思います。
皮がほんのり黄色く、中身は「こし餡と粒餡の合わせ餡」なのだそう。つぶ餡と比較してみると、餡の色が少し薄い印象。滑らかさとあずきの皮の風味どちらも楽しめる。
広島が本流の武家茶道「上田宗箇流」から依頼を受けて茶菓子として誕生したというもので、桐の焼き印が押されているのが特徴です。
もみじ饅頭を販売するお店は本場・宮島を中心にたくさんありますが、こうして集めてみると、もちもち系もみじ饅頭を販売するのは大手メーカーが多いように感じます。
餡やクリームを包む「皮」を変えることは粉の配合から火の入れ方、見た目に至るまで影響するので作り上げるのは消費者が思うよりも大変なことなのかもしれないな、と思いを馳せつつ、それぞれにおいしくいただきました。
ちなみに、もみじ饅頭はそのままでももちろん美味しいですが、温めたり焼いたりしても美味!おうちでいろんな食べ方も楽しんでみて。
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