公開:2014/08/13 伊藤 みさ │更新:2014/08/21
台風は広島を避ける!? 広島県に台風被害が少ないのには理由があった
- タイトルとURLをコピー
- 広島コネタ
夏から秋にかけて台風の多い季節となり、これに伴う大雨の被害も各地で起きている中、SNSで気になるつぶやきを多く見かけました。「台風は広島を避ける」これって本当!?
今年も夏から秋にかけて台風の多い季節となり、これに伴う大雨の被害も各地で起きています。そんな中、SNSで気になるつぶやきを多く見かけました。
「ねぇ、台風って過ぎたの?そよ風だったよね」
「台風じゃけど広島晴天ー!」
「また広島避けていった」
これらは広島に住む人達の多くが、FacebookやTwitterで呟いていた内容ですが、実はこのような感想は今回だけでなく、広島では台風の後に「今回も台風は広島を避けていってくれたね」といった印象を受けることが多い。
実際、台風で大きな被害を受けることは少ないように感じます。「台風は広島を避ける」 これははたして本当か?それともただ偶然が重なっただけなのでしょうか?
低い危機感に注意、油断は禁物
台風を寄せ付けない理由は、もしかして広島の地形と関係があるのだろうか?この事について気象予報士の方に聞いてみたところ、以下のような回答を頂きました。
台風の動きは、上空の風によって決まります。 夏の太平洋高気圧や、偏西風と呼ばれる風がある位置によって変わり、その位置も日に日に状況は少しずつ変化しています。
台風が広島をそれるのは、地形が理由とは言い切れないですが、雨や風から守られている地形とは言えます。 今回も、四国山地がなかったらもっともっと雨は降ったし、風も吹き付けているはずです。
南から来た場合は四国山地が、北から来た場合は中国山地が盾のようになることはしょっちゅうです。
地形が全てでは無いものの、四国山地や中国山地が楯になって、広島を台風から守ってくれているということは実際にあるようです。
気象庁が公開している過去の台風経路図を見てみると、日本に上陸した台風はここ数年、広島を直撃したものは少ない。しかし、それ故に広島県民は比較的防災に対する意識も薄くなりやすく油断しがち。
広島は台風などの被害を受けるイメージが少ないですが、天災はいつ何時、自分の身に降りかかるか分からないもの。気象情報など、テレビ・ラジオ・インターネットなどから情報をしっかり収集しながら、いつでも万全に備えておきましょう。
- 当サイトの掲載内容は、公開時点または取材時点の情報です。最新記事・過去記事に限らず公開日以降に内容が変更されている場合がありますので、ご利用前に公式の最新情報を必ずご確認下さい。
- 記事の内容については注意を払っておりますが、万一トラブルや損害が生じても責任は負いかねます。ご自身の判断のもとご利用ください。
- 当サイトではアフィリエイトプログラムを使用しています。
あわせて読みたい
- かき醤油の「生のり佃煮」登場、トロリ滑らか食感
- 広島のおすすめ水遊びスポット10選、幼児も喜ぶ涼あそび!
- 広島に「スクランブル交差点」こんなにあるって知ってた?
- こいのぼりが優雅に泳ぐ!広島県と近郊の「鯉のぼりスポット」まとめ
- 広島の酒粕を使った日本酒コスメ「鶴ツル」シートマスク・ハンドクリームも無香でしっとり
- 燻製の香りがすごい!せとあられ燻製牡蠣醤油味、シリーズで変わり種広島みやげに