広島拘置所の壁画、200メートルの巨大絵巻が完成
広島拘置所(広島市中区)の外塀に描かれていた壁画がリニューアルし200メートルの巨大な絵巻が完成しました。広島で被爆した画家の入野忠芳さんが5年の歳月をかけて完成させたもの。
広島拘置所(広島市中区)の外塀に描かれていた壁画がリニューアルし200メートルの巨大な絵巻が完成しました。広島で被爆した画家の入野忠芳さんが5年の歳月をかけて完成させたもの。
広島拘置所の壁画はもともと、1989年に広島城築城400年を記念して入野忠芳さんによって描かれていたものだったようですが、色があせ劣化したためにリニューアルしたのだそう。
壁画は江戸時代の城下町の様子を再現したもので、本川上流から似島、瀬戸内海までの風景を約200mにわたり絵巻物のように描かれています。
その他、人が集まって河原で相撲をとっている様子や屋台なども。宮島で毎年開催されている管絃祭(かんげんさい)の様子も描かれました。
拘置所のまわりをぐるりと描かれた、絵巻アート
広島拘置所の壁画の全体の雰囲気は、以下の動画より。
広島拘置所があるのは、広島市中区八丁堀。昔は広島城郭内武家屋敷があった場所だったことから、広島の江戸時代の城下町の様子が壁画に再現されたようです。
壁画の一番端に、小さく画家・入野忠芳さんのサインもありました。
巨大なこのアートはとても繊細に描かれていて、鯉やクジラなどは躍動感があります。73歳の入野さんは途中で胆のうがんも見つかり病と闘いながらの作業だったようですが、無事に完成して良かった。本当にお疲れ様でした。
昔の広島の風景を眺めることが出来る200メートルの壁画、歩きながらぜひゆっくり見てみて下さい。
▼広島拘置所の壁画
場所: 広島市中区上八丁堀2-6 (地図で確認)
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