ストリートピアノ、広島の地下街シャレオに初常設
広島市の公共施設としては初のストリートピアノ「紙屋町まちかどピアノ」が2020年7月8日より一般利用開始となりました。シャレオ通行可能時間中はいつでも、だれでも演奏可能
「紙屋町まちかどピアノ」と名付けられたストリートピアノが紙屋町シャレオ(広島県広島市中区)に2020年7月7日設置され、8日より一般使用が開始されました。
ストリートピアノは商業施設や駅などに設置された、だれでも自由に演奏することができるもの。
筆者としては海外に設置されているという印象が強くありましたが、2019年春には東京都庁の展望室に設置されたことが話題となったほか、今や高速道路のSAなどにも登場。
奏者がツイッターやYouTubeといったSNSで配信するなどで瞬く間にその存在が知られるようになり、
広島市内にも、公共施設として初めてストリートピアノが紙屋町シャレオの東中広場に常設されました。
誰でも気軽に「紙屋町まちかどピアノ」
紙屋町まちかどピアノは、市民や広島を訪れる人が気軽に音楽を楽しみ、まちのいたるところで音楽が流れる「音楽のあふれるまちづくり」の実現を目指すために設置されたもの。
カラフルな花のイラストでラッピングされているのは、“ひろしま はなのわ2020” にちなんだものだそう。
もともとこのストリートピアノは2020年3月、はなのわ の開幕と同時に設置される予定でしたが新型コロナの影響から延期となっていました。
はなのわ 終了後はラッピングデザインは再検討される予定
このピアノは広島市によると、昭和42年製のカワイのグランドピアノ。
元々は「純音楽茶房 ムシカ」で使われていました。(お店は2020年3月末で閉店)
昭和58年まで店で使用された後、教会に寄付、教会から譲り受けた方が、この度広島市に寄付。ストリートピアノとして設置されることとなりました。
紙屋町まちかどピアノは、シャレオの中央広場から八丁堀方面へと向かう東通りの中ほどにある広場に常設。
シャレオが通行可能な時間中(朝6時~深夜0時まで)は誰でも、いつでも自由に弾ける。
使用される方は演奏前後に備え付けの消毒液で手指を消毒、よく乾かしてから利用を。(鍵盤を傷めるため消毒液の直接塗布はNG)
商業的な聴衆を集めての演奏や、他の楽器を持ち込んでの合奏などを無断で行うなどの行為は禁止されています。(貸し切り利用などはシャレオへお問い合わせを)
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