公開:2018/12/06 伊藤 みさ │更新:2024/09/04
2018年お天気10大ニュース・ランキング、1位は7月豪雨
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「日本気象協会が選ぶ2018年お天気10大ニュース・ランキング」が発表され、2018年で最も気象予報士が印象に残ったのは「平成30年7月豪雨」という結果に。一般向けも同じ結果となりました
日本気象協会が、「日本気象協会が選ぶ2018年お天気10大ニュース・ランキング」を決定・発表しました。
画像はイメージ
これは、気象協会に所属する気象予報士のうち100名に調査を実施し、投票結果をポイント化してランキング付けしたもの。
2018年で気象予報士が最も印象に残ったお天気ニュースは、「平成30年7月豪雨」。
平成30年7月豪雨 詳細
6月28日から7月8日にかけて、梅雨前線や台風7号の影響で西日本を中心に広い範囲で記録的な大雨となりました。期間中の総降水量は四国地方で1800ミリ、東海地方で1200ミリを超える所があるなど、7月の月降水量平年値の2倍から4倍となった所もありました。
長時間にわたる大雨により、7月6日から8日には1府10県に大雨特別警報が発表され、各地で河川の氾濫や土砂災害などが発生し、200人以上の方が亡くなる甚大な災害となりました。また、人的な被害のほかにも断水や電話の不通などライフラインに被害が生じ、鉄道の運休など交通障害も発生しました。この記録的な豪雨は、多量の水蒸気が西日本付近に流れ込み続けたこと、梅雨前線が停滞し活動が活発化したこと、局地的な線状降水帯が形成されたことなどが要因と考えられます。気象庁はこの豪雨について、その名称を「平成30年7月豪雨」と定めました。
今回の調査コメントからは
- 過去の豪雨災害と比べて、極めて大規模だった(中部支社40代男性)
- 改めて情報の伝え方を検討し、情報の受け手も自ら行動しなければならないと、今後も課題を残すものとなりました(九州支社20代女性)
などが挙がったという。また、全国の一般向け1000名調査でも同じく「平成30年7月豪雨」が1位に選ばれたといい、
- 地元や、普段通ってたところが崩れて何も言えなかった 本当に悲しい(広島県在住20代女性)
- 水害被害は昨年九州でもあり、他人事じゃない(福岡県在住30代男性)
- まさか雨でこんなことに…と思った(福島県在住20代女性)
という意見が。
2018年お天気10大ニュース・ランキング 一覧
- 平成30年7月豪雨 西日本を中心に甚大な被害
- 台風21号・24号 記録的暴風と高潮で日本列島に爪痕
- 震度7 北海道胆振東部地震 北海道全域で停電発生
- 災害級の暑さ 国内最高気温更新・熱中症の搬送者数過去最多
- 歴史的寒波の冬 寒さと大雪の日本列島
- 西進・南下・ループ 異例のコースを辿った台風12号
- 8月に台風9個発生 24年ぶりの多さ
- 大阪府北部で震度6弱 通勤ラッシュ直撃
- 史上初!関東甲信で6月の梅雨明け
- 高温の春 桜シーズン記録的な早さ
▼気象予報士向け調査概要
【対象】日本気象協会所属の気象予報士100名 /【方法】インターネット調査 /【期間】2018年11月12日(月)~11月20日(火)
▼一般の方向け調査概要
【対象】全国の10代-50代 男女 合計1000名(年代男女各100名) /【方法】インターネット調査(調査会社の登録モニター活用) /【期間】2018年11月10日(土)~11月15日(木)
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