公開:2013/06/11 伊藤 みさ │更新:2018/11/03
八幡湿原とカキツバタの里、木道歩いて湿原散策
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- 山県郡 スポット 観光
北広島町・カキツバタの里が見ごろを迎え、一面が紫色に染まっています。すぐそばの八幡湿原には湿原の奥まで続く「木道」で散策できます。
八幡湿原(やわたしつげん)の近くにある カキツバタの里 が見ごろを迎えています。(※写真は2013年6月10日撮影)
カキツバタの里は「カキツバタの里づくり実行委員会」を中心に地元の方などが 休耕田に植えて手入れをして咲かせているというスポット。毎年5月下旬から6月初旬にかけて見ごろを迎えます。
カキツバタの里の向こうに見える やわたハイランド191(スキー場)の緑も美しく、紫のカキツバタの鮮やかな色が映えます。
ショウブとアヤメとカキツバタは違いが分からず、ついつい混同してしまいそうになりますが、花びらの中央に走る白い斑紋(はんもん)がカキツバタのしるし。
北広島町によると、ここには約20万本のカキツバタが植えられています。
見頃を迎えた、北広島町 カキツバタの里
以下の動画は、カキツバタの里の様子。
広範囲にわたり咲き誇るカキツバタ。紫色や、ときどき白いカキツバタも見えます。
よく見てみると、カキツバタの中に黄色の花菖蒲(ハナショウブ)も混じっていました。
この辺りは八幡湿原として知られているそう。湿原とは、「湿った温度の低い場所にある草原のこと」で日本では少ない貴重な場所。
八幡湿原は日本のほぼ南の端にあたり、八幡地域に点在する湿原の総称だそうです。
雰囲気いい!八幡湿原の奥まで続く「木道」を歩いて散策も
カキツバタの里の横・八幡原高原内には「八幡湿原」のうちの一つ、霧ヶ谷湿原(きりがたにしつげん)があり、
整備された木道を歩いて湿原内を散策することができます。
霧ヶ谷湿原には、カワセミやオシドリなどの動物から マアザミなどの湿原ならではの植物も見られるそう。
かつては湿地植物や小動物が沢山住んでいたという 霧ヶ谷湿原も昭和40年代の牧場化事業によって乾燥地へと姿を変えました。牧場を閉鎖した後、貴重な「湿原」を再生しようと 八幡湿原自然再生事業(工事)が実施され、少しずつ再生していく湿原の様子がこの木道から観察することができます。
霧ヶ谷湿原の周辺は ツキノワグマの生息地でもあるそう。実際に散策中の男性がツキノワグマに遭遇した例もあるので 散策の際は 鈴やラジオを携帯する事が勧められています。(詳細は八幡湿原自然再生事業のHPへ)
公園内には高原の自然館という展示物観覧・食事もできる小さな施設や グランドゴルフ(?)場(有料)もありました。利用について詳細は 直接お問い合わせください。
公園内や、町の至る所に「ノリウツギ」という木の花が沢山咲いていて、こちらも綺麗でした。
▼芸北 高原の自然館
住所:広島県山県郡北広島町東八幡原119-1
[自然館を地図で確認]
時間:10時から15時
休館日:火曜日、11月26日から4月24日まで
入館料:100円
※内容は執筆時のもの。確認してお出かけ下さい。
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