ショウブ(菖蒲)と アヤメ(菖蒲)、カキツバタ(杜若)の違い、どう見分ける?
ショウブとアヤメ、カキツバタの違い・見分け方。菖蒲のシーズンに突入しましたね!ところで、ショウブとアヤメは漢字で書くと同じ「菖蒲」。また、花菖蒲というのも耳にします。カキツバタも同じような花が咲きますが、これらの違いは何なのか?どうやって見分けたらいい?
菖蒲(ショウブ)が開花し始めました!各地で大きな花弁の菖蒲が咲き始め、間もなく菖蒲祭りシーズンに突入しようとしています。
ショウブってどんな花なのかと思い調べていると、同じ「菖蒲」という字を書いて、ショウブともアヤメとも読むらしい!
ショウブとアヤメは同じ花?調べてみると、見た目はソックリだけどどうやら別の花のよう。しかも、カキツバタもこれまたソックリ!
「いずれがアヤメかカキツバタ」
という言葉もあるくらい、ショウブ(菖蒲)、アヤメ(菖蒲)、カキツバタ(杜若)の3つはソックリで紛らわしい。一体何がどう違うのか?
一般的にショウブと呼ばれているモノは、「ハナショウブ」
花が小さくて目立たず、川や池などに生える葉と茎だけのように見える以下のようなモノが正式には菖蒲(ショウブ)で、薬草や漢方薬として用いられている。
菖蒲 (ショウブ)
また、菖蒲は男の子にとって縁起の良い植物とされていることから、邪気払いとしてお風呂に入れる「菖蒲湯」として毎年5月5日にお風呂に入れる風習もあるんだそうです。
これに対して、菖蒲園(しょうぶえん)や菖蒲祭り(しょうぶまつり)などで、ショウブと呼ばれているものは一般的に「花菖蒲(ハナショウブ)」のことを指しています。
花菖蒲 (ハナショウブ)
花菖蒲(ハナショウブ)は、葉が菖蒲に似ていて花を咲かせるから「花菖蒲」とよばれているそうで、とにかく種類が多く、色も白やピンク、紫、青、黄色など様々。背が高い(1m弱)のが特徴で、湿ったところに育つ。咲く時期も一番長く、6月上旬から下旬まで楽しめる。絞りや覆輪などとの組み合わせを含めると、なんと5,000種類あるといわれているそうです。
見た目がこの花菖蒲とソックリなのが、アヤメ(菖蒲)。色はほとんどが紫で、まれに白も咲くとか。花菖蒲と違うところは、背が低く(30~60cmくらい)乾いたところ育つという点と、外側の花びらの中心が網目になっている点。咲く時期は少し早くて、5月上旬から中旬の約2週間だそうです。
菖蒲 (アヤメ)
そして、カキツバタ(杜若)は花菖蒲やアヤメに比べて花びらも茎も細く、外側の花びらの中心には白い斑紋。咲く時期は5月中旬から下旬となっているようです。
…と、それぞれ微妙に違いはあるものの、どれも綺麗で色の濃い独特な形の花を咲かせます。
6月初旬の今時期に見れるのはほぼ間違いなく「花菖蒲」でしょうから、川や池に咲く背の高いショウブを楽しんで下さいネ!
花菖蒲(ハナショウブ)とは Wikipedia
菖蒲(アヤメ)とは Wikipedia
杜若(カキツバタ)とは Wikipedia
菖蒲(ショウブ)とは Wikipedia
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