清神社(すがじんじゃ)

郡山の麓(広島県安芸高田市)にあり、郡山築城前から祇園社として存在していた神社。戦国時代には毛利元就の祈願所だったと言われる。御神木の杉は樹齢1000年を超えるパワースポット。

清神社は、広島県安芸高田市の郡山(こおりやま)山麓にある神社。

清神社 外観01
清神社

戦国武将・毛利元就が居城とした郡山城が築城される前から、スサノオノミコト・牛頭天王を祀る神社(祇園社)として存在していたと言われており、広島県の重要文化財に指定されています。

清神社 神社入口
神社の入り口

清神社の入り口前には、5~6台分の駐車場あり。

清神社 鳥居
鳥居

鳥居をくぐると、清神社へ向かう長い石段が続いています。

清神社の杉(御神木)

石段を上がりきったところ正面には、樹齢1000年以上とも言われる御神木の老杉が5本そびえ立っています。

清神社 老杉

清神社の御神木はかなり大きく、迫力だけでなく肌でパワーを感じます。最も大きいもので杉の周囲が4.6m(執筆時)。毛利氏時代のものと推定されており、天然記念物にも指定されています。

清神社 本殿

清神社 外観02

清神社の本殿には、素盞鳴尊(スサノオノミコト)、相殿に足摩乳(アシナヅチ)・手摩乳(テナヅチ)・稲田姫(イナダヒメ)など、五男三女神が祀られています。

清神社08
サンフレッチェ広島の必勝祈願

また、毛利元就公の「三矢の訓」にあやかるJリーグサッカーチーム「サンフレッチェ広島」は、練習の拠点を安芸高田市(吉田サッカー公園)に置いており、

結成以来、開幕前には清神社で必勝祈願を行うことが恒例行事となっています。

清神社の摂社 伊勢神社と椙若社

清神社の隣には、伊勢神社と椙若社(すぎわかしゃ)という二つの摂社が建てられています。(摂社とは、本社に付属し その祭神と縁の深い神を祭った社)

清神社 摂社01
摂社「伊勢神社」

清神社 摂社02
椙若社(すぎわかしゃ)

清神社 神楽殿

清神社で行われる「清神社祇園大祭」などでは、神楽殿にて神楽奉納も。

清神社 神楽殿

神楽が盛んな安芸高田市。大晦日には、年越し神楽も行われます。

神木殿と社務所

清神社の御神木はもともと6本ありました。

清神社の殿木神
神木殿

しかし清神社の権禰宜(ごんねぎ:神職)によると、1999年の台風18号で幹回り4.8mの最も大きかった杉の木が倒壊してしまう。

その杉の木の周りには、神楽殿や伊勢神社・椙若社、隣接する民家などがあったが、奇跡的にどの建造物にも接触することが無かった。そのため、地域の人たちから「神風が吹いた」「杉が身代わりになってくれた」と言われた。

倒壊した杉の残った根本の部分を掘り下げて、厚さ30cmを切り出し「神木殿」として据えられているとのこと。

清神社05
神木殿の横に社務所

神木殿の隣には社務所があり、毛利元就の「三本の矢」にちなんだお守りもあり。

清神社06
弓と三本の矢の開運守り

清神社は毛利元就をはじめこの一族からの崇敬が深く、出陣の度に戦勝を祈願。凱旋の際には「おかげ詣り」を繰り返したと言われています。

清神社(すがじんじゃ)概要

清神社 外観03

住所 広島県安芸高田市吉田町吉田
電話番号 0826-42-0123
駐車場 無料、5~6台分あり
アクセス 中国自動車道高田ICから約10分
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※内容は執筆時のもの。確認してからお出かけ下さい。

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2018.11.11 [writer]Haruka


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