吾妻子の滝、東広島・西条の街なかに突如現れる隠れた名所

公開：2021/10/17 Mika Itoh │更新：2021/10/21

東広島市西条の街なかに、いきなり立派な滝が現れる不思議な場所があります。
吾妻子の滝（あづまこのたき）は住宅や小学校・大学など、人通りの多い街なかにある滝なのですが、現地周辺には大きな案内看板がなく、そこにあることを知らないと気づかないスポット。

筆者は偶然「吾妻子の滝」の存在を知ったのですが、実際に行ってみて驚きました。何でこんなところに滝が…という、ちょっと分かりにくい場所にあるためか、ほぼPRされていません。

しかし、なかなか迫力があって立派な滝じゃないですか！

以下は吾妻子の滝（あづまこのたき）と、その周辺につくられた公園の様子。

現地の案内板によると、吾妻子の滝は高さ約15メートル。高さはそれほどありませんが、落ち口の幅は36メートルあり、滝の基盤は花崗岩の岩盤になっています。

すぐそばに住宅街やスーパーがあるとは思えないほど、ガラリと雰囲気が変わります。

普段、滝といえば山奥まで行かないとなかなか見られないことが多いですが、街なかにこんな立派な滝があるなんて驚きました。

吾妻子の滝は国道375号線の御薗宇（みそのう）バイパスそばにあります。

ナビに住所を入れて向かったのですが、現地には目立つ看板などがなく「到着しました」のナビの場所には、それらしき滝が見当たらない…。

ナビが終了した地点

指定された場所には橋がかかった川があるだけで、しばらく周辺をグルグルしてしまったのですが、滝の場所はこの川の下にあるようです。

川しか見当たらない…

立派な専用駐車場も作られていますが、駐車場自体にも何の看板もなく、ここに停めていいのか迷うほど。

立派な専用駐車場もあるが、案内板がどこにも無い

駐車して先ほどの橋に向かって歩いて行くと、車道橋の横に人道橋があり、人道橋の脇に細い道がありました。

こりゃー気づきませんって。

ここを入っていくと「吾妻子の滝公園」の入口になります。

人道橋からまっすぐ進むと、滝を見下ろす位置には小さな社あり。

中にはお花が供えてありました。

そして、公園におりる階段横には「白牡丹精米臼場趾」の文字が刻まれた石碑と臼らしきものも。

階段を降りて行くと、芝生が植えられた小さな広場と東屋、散歩道が続いていました。

東屋まで下りてくると、滝が見えます。

高さはないものの、なかなか迫力のある滝です。

あっ、あんなところに、特等席の岩が！行ってみたい…と周りを見渡してみましたが、残念ながらここに下りることは出来ないようになっていました。

しかし、公園内には散歩道のような道が続いていたので、先へと進んでみると、

下流のほうへと続いています。

ここで行き止まりになっていました。高さがあり階段もないので、ここから下に降りるのは難しそうです。

しかし、ちょっとしたお散歩コースになり、滝の傍ではマイナスイオンでリフレッシュも出来て、とても気持ちのいい場所でした。

人も少ないので、穴場スポットとしてお出かけしやすそうです。

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