セーラー万年筆が本店を呉市に移設、新工場建設も
セーラー万年筆株式会社が東京都にある「本店」を創業の地・広島県呉市に移設。さらに広島工場敷地内に新工場をつくることを発表しています
広島生まれの老舗企業・セーラー万年筆株式会社が、2021年に創業110周年を迎えるにあたり、本店を現在の東京都墨田区から広島県呉市に移転し、広島工場の建替えを着工すると発表しました。(本社組織は東京都港区へ)
呉市天応にあるセーラー万年筆 広島工場
セーラー万年筆(株)は1911年呉市で創業。
呉市天応にあるセーラー万年筆 広島工場
1952年に本店を東京に移転したが、“今一度創業の地に還り、会社の隆盛を図りたい” として移転を決定。
呉市天応に新築する、セーラー万年筆 広島工場の新棟完成イメージ
2022年7月の竣工予定で、呉市天応西条2-1-63にある広島工場敷地内に2階建ての新工場を建設する。着工予定は、2021年11月となっています。
リニューアルしたロゴと新工場完成予想図
現在の文具事業部広島工場の工場棟は、竣工から70年以上経過した建物もあり老朽化。さらに2018年の西日本豪雨時に広範囲にわたり浸水し操業が3週間停止しました。こういった状況から、
・自然災害に対する防災
・従業員の働く環境の改善
・生産性の向上
・研究開発の強化
これらを目的とし、敷地内に分散している17棟のうち12棟を集約した新たな工場棟を建設。
ものづくりの拠点を、「本店」とすることでセーラー万年筆の創業の精神に立ち返り、そこで培われた歴史をもとにした「ものづくりの思想」によって新たな未来に挑戦する と発表しています。
※当サイトの掲載内容は、執筆時点(公開日)または取材時点の情報に基づいています。予告なく変更される場合がありますので、ご利用の際はご確認ください。
あわせて読みたい
- オール広島ロケ!映画「とべない風船」豪雨災害後を描いたヒューマンドラマ
- イルミネーションロードくれ 2022、呉らしい光の装飾で蔵本通り華やぐ
- 呉ご当地キャラ祭、大和ミュージアム横に全国から38のキャラクター集結
- 呉オールドモータースミーティング開催、ビンテージカーが呉ポートピアパークに集結
- 目の前は海!コワーキングスペース梶ヶ浜、呉市・下蒲刈島で癒しのワーケーション
- 呉市郷原に巨大な「火の用心」岩山(城山)の文字は、消防組員からのメッセージ