常石造船で進水式、造船所で巨大船の迫力を間近で体験
造船所で完成した船を初めて海に送り出す「進水式」が、広島県福山市の常石造船で行われました。お披露目されたバルカー(貨物船)と進水式の様子。
進水式 が広島県福山市の 常石造船で9月29日に行われました。常石造船は、日本の大手造船メーカーの一つ。
進水式では、7月に起工した輸送船を海に浮かべる瞬間が一般公開されました。
常石造船の敷地内にはたくさんの見学客と、社会見学の為に小学生などが集まり、その瞬間を見守りました。
巨大バルカーの進水式が行われた、常石造船の様子
以下の動画は、常石造船 進水式の様子。
セレモニーから進水・お見送りまで
進水式のセレモニーが開始すると、近隣の幼稚園の園児たちが音楽にあわせて太鼓をたたき、雰囲気を盛り上げます。
巨大な船は、写真では伝えきれないほどの迫力があります。
船と関係者の特別席とが5色のテープでつながれていて、船首部分に取り付けられているシャンパンが割られると同時に…
船を固定させている装置が取り外され、ゆっくりと船が海に滑り進水します。進水する船を祝う紙吹雪やカラフルなテープが空を舞い、観客たちも手を振ってお見送り。
この瞬間が長い月日をかけて船を作った人たちの気持ちが最高潮に盛り上がるようで、作業服を着た関係者たちの顔も嬉しいような、寂しいような…。まるで娘を嫁にやる時の親のような表情にも見えます。
一般的には進水式を終えて海に浮かぶ船には動力は着いておらず進水式を終えてから 原動機や室内外の装備を取り付ける「義装(ぎそう)」を行い、竣工(完成)となるそうです。
進水が終わると、船が乗っていた場所(船台)に一般客も登ることが出来、餅まきが行われていました。
船が乗せられていたレールには丸いコロのようなものがついていてこれをすべって進水するようです。
そのむこう側にはすでに次の船?が造りはじめられています。
普段足を踏み入れることができない 造船所。進水式では巨大なクレーンやドックも間近で見ることができます。
常石造船では2ヶ月に1度進水式が行われているようです。この他の造船所(尾道造船・三和ドック・内海造船などなど)でもホームページでスケジュールを公開しています。
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