公開:2016/09/04 伊藤 みさ │更新:2016/09/04
福山市 神勝禅寺に「禅と庭のミュージアム」オープン
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お寺にアートパビリオン誕生!2016年9月11日、福山市・神勝禅寺(神勝寺)に、お庭鑑賞の楽しみを通して現代の禅体験の時間を提案する空間「禅と庭のミュージアム」がオープンします。
広島県福山市の山間に佇む神勝禅寺に、2016年9月11日、「禅と庭のミュージアム」がオープンします。
神勝禅寺は「亡くなられた方々の供養の場」という役割のほか、禅と茶道を根本として臨済禅を通じ、今を生きる人々が己を見つめ共に研鑽(けんさん/みがき深める事)する場として親しまれるお寺。
庭園が美しいと人気があり、紅葉の見ごろ時期には庭園のライトアップも実施。そんな神勝禅寺の敷地内にオープンする「禅と庭のミュージアム」とは、どんな建物なのでしょうか?
禅や写経体験のほか、新たな「アートパビリオン」、書画コレクション展示も
「禅と庭のミュージアム」とは?
禅画、建築、アート、庭を鑑賞する楽しみを通して現代における新しい禅体験の時間を提案する空間です。その広大な敷地内に広がる禅庭の散策をはじめ、数々の伽藍や茶室に展示された禅画・墨蹟の鑑賞、古典建築と共に現代建築である藤森照信氏設計の寺務所「松堂」の空間体験など、訪れる人がそれぞれのペースで歩き、休み、そして考える静かなひとときを見出すことがテーマです。
境内には新たに、アートパビリオン「洸庭(こうてい)」が誕生。
アートパビリオン「洸庭」
京都を拠点に活動する彫刻家・名和晃平(なわこうへい)氏が手がけた「洸庭」は、伝統的な手法を応用しながら新たにデザインされた舟型の建物。名和氏の解説は以下の通り。
洸庭(こうてい)とは?
伝統的なこけら葺きを応用し、全体を木材で柔らかく包んだ舟型の建物が、石のランドスケープの上に浮かぶ。物質間のある石の海を抜け、ゆるやかなスロープを上がり、小さな入口から舟の中へ入ると、暗がりの奥には海原が広がり、静かに波立っている。波間にはかすかな光が反射している。
伝統的なこけら葺きを応用し、全体を木材で柔らかく包んだ舟型の建物が、石のランドスケープの上に浮かぶ。物質間のある石の海を抜け、ゆるやかなスロープを上がり、小さな入口から舟の中へ入ると、暗がりの奥には海原が広がり、静かに波立っている。波間にはかすかな光が反射している。
このほか、1500点に及ぶ書画コレクションの中から随時20~30点を境内の諸堂に展示。これまで通り、座禅・写経・臨済宗の修行道場での食事体験、茶室の利用も可能(拝観料と別途有料、予約が必要なものもあり)。
尚、「禅と庭のミュージアム」オープンに伴い、2016年9月11日からは拝観料が以下の料金へ変更になるとのこと。
臨済宗建仁寺派 神勝禅寺 | |
---|---|
住所 | 広島県福山市沼隈町大字上山南91(地図) |
拝観時間 | 9時~17時(最終受付16時30分) |
拝観料 | 一般1200円、学生(高校生以上)900円、中学生500円 ※2016年9月11日以降の拝観料 |
問合せ | 084-988-1111(寺務所) |
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