公開:2017/02/18 伊藤 みさ │更新:2017/02/19
福山市 明王院、五重塔や折衷様式で国内最古の本堂など国宝建造物
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国宝に指定されている五重塔や本堂が気軽に誰でも見てまわることができる、福山市の「明王院(みょうおういん)」。有志の方たちが魅力を伝えるため、毎月1回、書院や庫裡(くり)などを一般公開
広島県福山市を流れる芦田川沿いに、国宝に指定される本堂と五重塔を持つ「明王院(みょうおういん)」があります。
平安時代に弘法大師によって開基されたといわれるこの寺院は「愛宕山」の中腹近くに建っています。
福山市中心部を遠くに眺めつつ緑に囲まれた静かな場所に建つ本堂は、折衷様式の建物としては国内最古と言われています。また、五重塔は全国の現存するものの中で5番目に古いものと言われていますが、それを感じさせないほど綺麗な状態で保存されています。
毎月第3土曜日には、護摩堂など一般公開も
以下の動画は、明王院の境内の様子。
駐車場から境内へ向かう階段をのぼります。(スロープのようになった道もあり)
その途中には、えんま大王以下 十王がが祀られる「十王堂(じゅうおうどう)」。
極楽行きか地獄行きかを判断されるえんま大王によくお願いをし、そのあとに観音さまに頼めば大慈悲の力がはたらくと言われているのだとか。
手水舎も、他とは少し違った趣があります。
(本堂)
振り返ると遠くに福山市街地が見渡せる
おみくじをひいた後に結ぶ場所「みくじむすび」。こちらでは、干支別に結ぶ場所がきまっているようです。
みくじむすびは、大木を囲むように設置されており、太い幹と力強く張った根が、参拝者の願いや想いを吸収して叶えてくれそうなほど力強い。
福山市によると、有志で結成された「明王院を愛する会」が毎月第3土曜日(10時~17時)に、普段は立ち入ることの出来ない護摩堂や、書院や庫裡(くり)などを一般公開中。明王院の魅力を多くの人に伝えようとおもてなしを行っているとのこと。
詳しくは明王院までお問合せを。
なお、このお寺の鎮守のために祀られたのが、明王院の横にある草戸稲荷神社なのだそう。併せて参拝するとよさそうです。
明王院 | |
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住所 | 広島県福山市草戸町1473(地図) |
拝観時間 | 8時~18時 |
拝観料 | 境内無料 |
納経受付時間 | 8時~18時 |
問い合わせ | 084-951-1732 |
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