木綿兎（もめんと）テレビや映画でも活躍の人形師・辻村寿三郎のアトリエ工房、三次で教室も

［この記事はプロモーションを含みます］
公開：2023/02/15 Mika Itoh │更新：2023/10/03

広島県三次市の石畳通りにある木綿兎（もめんと）は、2016年6月にオープンした辻村寿三郎のアトリエ工房。

木綿兎（もめんと）テレビや映画でも活躍の人形師・辻村寿三郎のアトリエ工房、三次で教室も
舞台で実際に活躍した辻村寿三郎の人形展示もあり！

辻村寿三郎（つじむらじゅさぶろう）さんは、妖艶な雰囲気漂う独創的な作風で知られた人形師（人形作家）ですが、人形師としてだけでなく

人形師・辻村寿三郎

NHKのテレビ人形劇「新八犬伝」の人形美術や、「真田十勇士」のアートディレクター、蜷川幸雄の演劇「NINAGAWAマクベス」では舞台衣装なども担当するなど、

映画や舞台衣装、演出・脚本、着物デザインなど総合的なアーティストとして名高い。

辻村寿三郎デザインの着物を着る、ユーミン（荒井由実）

人気マンガ「ONE PIECE（ワンピース）」の作者・尾田栄一郎さんも辻村寿三郎のファンといい、

辻村寿三郎は、尾田栄一郎のデザインにも大きな影響を与えた

『尾田栄一郎のデザインに影響を与えた7人』が紹介された「ワンピースマガジン Vol.9」内で辻村寿三郎の名前を挙げ、「新しい人形を見るたびに自分の中へ取り込みたくて、ノートにバンバン描いてましたね。もう夢中でした」と語っています。

辻村寿三郎さんは三次市出身（生まれは旧満州）。三次市内には過去に制作した人形や貴重な資料が展示されている「辻村寿三郎人形館」があり、そこから北方面約550mのところにアトリエ工房の「木綿兎」があります。

人形師・辻村寿三郎のアトリエ工房「木綿兎」
木綿兎（もめんと）

木綿兎（もめんと）は辻村寿三郎さんの技術や想いを受け継ぐ工房。現在はお弟子さんで大竹市出身の川崎員奥（かわさきかずお）さんが後継者となり、2021年に「二代目辻村寿三郎」を襲名しています。

運がよければ二代目辻村寿三郎の人形制作の様子が見られるほか、幾つか作品も展示されているので見学することもできます。

人形師・辻村寿三郎のアトリエ工房「木綿兎」舞台などで活躍した人形も展示

人形師・辻村寿三郎のアトリエ工房「木綿兎」女郎

人形師・辻村寿三郎のアトリエ工房「木綿兎」宮沢りえ・阿部寛らと共演の人形も
宮沢りえ・阿部寛と舞台共演した人形も

人形師・辻村寿三郎のアトリエ工房「木綿兎」人形吉三

過去作品の中には、こんな豪華な「マリー・アントワネット」も。

辻村寿三郎のマリー・アントワネット

以下の動画は、店内に展示されていた人形を実際に動かして見せてくれた様子。

女性らしいしっとりとした動きや所作が、妖艶な雰囲気の人形の魅力を引き立てます。

アトリエ工房では「人形教室」も開かれており、実際に人形づくり体験もできるとの事。また、小さなお人形や小物販売もあり。

辻村寿三郎のアトリエ工房・木綿兎（もめんと）人形教室も募集

辻村寿三郎のアトリエ工房・木綿兎（もめんと）グッズ販売もあり

なお毎月第3日曜日には辻村寿三郎人形館（三次市三次町1236）にて、二代目辻村寿三郎のギャラリートークが開催されています。寿三郎人形の歴史や魅力がわかりやすく楽しめる30分となっています、こちらも是非！

辻村寿三郎さんは心不全のため2023年2月5日に三次市の病院で死去されました。89歳でした。心よりお悔やみ申し上げます。

この記事のタイトルとURLをコピー

当サイトの掲載内容は、公開時点または取材時点の情報です。最新記事・過去記事に限らず公開日以降に内容が変更されている場合がありますので、ご利用前に公式の最新情報を必ずご確認下さい。
記事の内容については注意を払っておりますが、万一トラブルや損害が生じても責任は負いかねます。ご自身の判断のもとご利用ください。
当サイトではアフィリエイトプログラムを使用しています。