神楽殿の「わら龍」23年ぶりに掛け替え、とんどのお焚き上げや制作体験など開催
開園時には練り歩きが行われ、その後 神楽殿で飾り付けられていた備北丘陵公園(庄原市)の藁龍(わらりゅう)が、23年ぶりに新しいものに掛け替えられる。園内では関連イベントも実施。
備北丘陵公園(広島県庄原市)内、ひばの里の神楽殿に飾り付けられていた「わら龍」が、2021年3月に新しいものに掛け替えられます。
ひばの里 神楽殿「わら龍」
この掛け替えに伴い、古い「わら龍」のお焚き上げや、新しい「わら龍」の胴体制作体験などのイベントが予定されています。
備北丘陵公園と「わら龍」
わら龍とは、藁(わら)で制作された龍のこと。
写真は「わら龍」の頭
備北丘陵公園が開館した平成7年に、開館記念イベントとして「わら龍の練り歩き」が西城町大佐村の住民グループによって行われました。
藁龍の練り歩き(左)と開園イベント(右)の様子
その龍を、神楽の上演時に神楽殿舞台へ飾り付けた事から始まり、平成10年(1998年)に「わら龍」2体が制作され、備北丘陵公園に寄贈される。その後「わら龍」は、神楽上演の度に神楽殿に飾り付けられていました。
竹明藁工芸館(庄原市西城町)が制作した初代の「わら龍」が20年以上経過したことから、2021年3月21日に新しい「わら龍」へと掛け替えが行われます。制作は、雨乞い神事保存会(島根県鹿足郡吉賀町)。
「わら龍」掛け替えに伴う関連イベントの開催予定は、以下の通り。
とんど焼き
- 日時
- 2021年1月11日(月・祝)12時00分点火
- 場所
- つどいの里 スポーツ広場(すり鉢)
- 内容
- ひばの里 神楽殿に飾っていた「わら龍」を、園内に飾っていた正月飾りと共に焚き上げ。丑年の男女は点火に参加できる。
「わら龍」の胴体制作(1体目)
- 日時
- 2021年2月25日(木)・26日(金)
- 場所
- ひばの里・神楽殿
- 内容
- 雨乞い神事保存会の指導の下「わら龍」1体目の胴体制作
「わら龍」の胴体制作(2体目)・体験あり
- 日時
- 2021年3月20日(土)
- 場所
- ひばの里・神楽殿
- 内容
- 午前中に一般来園者から製作希望者を募集し「わら龍」2体目の胴体製作を雨乞い神事保存会の指導の下で行います。午後には仕上げ作業の準備も。
「わら龍」制作の仕上げ作業 及び、飾り付け
- 日時
- 2021年3月21日(日)
- 場所
- ひばの里・神楽殿
- 内容
- ①仕上げ作業
②飾り付け(公開)
③「わら龍」公開記念の和太鼓公演(予定)
雨乞い神事保存会の指導の下、午前中に2体の「わら龍」仕上げ作業、午後に神楽殿への飾り付け(公開)作業を行う
イベント詳細については、備北丘陵公園へお問い合わせ下さい。
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