広島・太田川大橋が土木学会デザイン賞2016 最優秀賞に
太田川大橋(広島市西区)が土木学会デザイン賞の最優秀賞に!太田川大橋は車道とは別の橋で歩道橋が作られており道幅も広々。夜になると美しく浮かび上がります。
広島県広島市西区・太田川放水路に架かる橋「太田川大橋」が、土木学会デザイン賞2016の最優秀賞に選ばれていました。
この賞は公益社団法人土木学会の景観・デザイン委員会が主催するもので、2016年5月に募集を開始。18件の審査対象作品に対して1次・現地調査・2次選考会を経て、決定されたもの。
最優秀賞には広島の太田川大橋のほか、天神川水門(島根県松江市)/白糸ノ滝滝つぼ周辺環境整備(静岡県富士宮市)/上西郷川 里川の再生(福岡県福津市)の全4作品が選出されました。
独特の制約がある中で実現されたデザインが高評価
太田川大橋をデザイン・詳細設計を担当した株式会社エイト日本技術開発(協力者:EAU・空間工学研究所・二井昭佳)によると、瀬戸内特有の伸びやかな風景が広がる架橋地点の特徴を踏まえ、「水の都ひろしま」にふさわしい風景の創出を目指し、以下3点のコンセプトを持たせたという。
- 雄大な厳島を今まで以上に引き立て、共に故郷の風景として定着していく橋
- 地域の人々が渡りやすく眺めを楽しめる歩道
- 将来の延伸も視野に入れた太田川大橋から西部高架橋までのトータルデザイン
隣接する飛行場の空域制限や太田川大橋を挟んでの国道橋の橋脚位置(広島南道路)など、この場所ならではの制約をクリアしながら計画・デザインを細部まで高い完成度で実現させた点が評価されています。
素人目に見てもシンプルで美しく、車で走行中に見える風景の美しさや爽快感が気持ちいい太田川大橋。
夜はアーチ部分や歩道部分もライトアップされ、昼・夜ともに通勤通学、ウォーキング、ジョギングルートとして利用者の多い橋です。
当サイトでは建設時の様子、ライトアップの様子も紹介しています。あわせてご覧ください。
なお、2016年度土木学会デザイン賞は、2017年1月29日10時30分より土木学会講堂(東京都新宿区)にて14受賞作品の授賞式・受賞者プレゼンテーションが行われるとのこと。入場無料。
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