公開:2019/08/03 伊藤 みさ │更新:2021/09/13

シーパセオ、広島・呉・松山を結ぶ新クルーズフェリーがオシャレすぎた

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広島から呉を経由し松山までを結ぶフェリー「シーパセオ」。屋根付きベンチなど「公園」をイメージした屋外デッキや、オシャレな客室など新型フェリーが瀬戸内海汽船から誕生しました。

瀬戸内海汽船(広島市南区)は「広島・呉-松山」航路に新たなフェリー「シーパセオ(SEA PASEO)」を2019年8月1日より運航を開始しました。

新造船「シーパセオ」の外観は、これまでのフェリーの雰囲気とはガラリと変わったシックなもの。

シーパセオ、広島・呉・松山結ぶ新クルーズフェリーがオシャレすぎた

シーパセオのデザインコンセプトは「瀬戸内海の移動を楽しむ、みんなの公園」。

そのコンセプト通り、移動手段としてだけでなく瀬戸内海の自然を感じながら船旅を楽しんでもらえるようにと、船内には様々なタイプの座席が用意されています。

シーパセオ、広島・呉・松山の新フェリー

屋外デッキは「公園」をイメージした可愛い造りになった気持ちのいい空間。小さな東屋風のベンチもあり、風を感じながら景色を楽しめます。乗客たちは好みの座席を選んで、思い思いのスタイルで寛いでいました。

それでは、誕生したばかりのシーパセオに乗り込みます!新型クルーズフェリー「シーパセオ」の魅力を体感していきます。

動画で見る、瀬戸内海のお散歩フェリー「シーパセオ」

以下の動画は、シーパセオ(SEA PASEO)の内外装船様子や、船上から見た広島や呉の景色。

Youtubeチャンネル

シーパセオ(SEA PASEO)大きさとフロア構成

シーパセオは全長61m、全幅13.6m、旅客定員300名、航海速力15.0ノット。運賃は「広島港・呉 松山 クルーズフェリー」の料金が適用され、他の船と同額で乗船出来ます。

シーパセオ(SEA PASEO)の3F デッキフロア

シーパセオは3階建てになっており、各フロアは以下のようになっています。

1F ワゴン・デッキ(車両甲板)。乗用車で約35台分載せられる。
2F パッセンジャーデッキ(客室)。静かに過ごすエリア・会話や飲食を楽しむエリア・靴を脱いで上がる展望リビング と、3つのエリアに分けられる。
3F シャイン・デッキ(屋上展望公園)。見晴らしの良さだけでなく、公園にある “東屋” のような屋根付きのベンチも。

西日本豪雨の教訓も活かして、災害時にも海上輸送の役目が果たせるようにと、通常の定員は300人に対し災害時には440名まで乗船可能になっています。

シーパセオ 1Fの車両甲板

シーパセオの1F部分は、ワゴン・デッキ(車両甲板)。

シーパセオの1F部分は、ワゴン・デッキ(車両甲板)

乗用車約35台分が、積載可能。

シーパセオ1Fの車両甲板

桟橋は高い位置にあり、徒歩で乗船する人はシーパセオの2Fから出入りする。そのため車で乗船する場合は橋で下り、ワゴンデッキに乗り込みます。

シーパセオ 2階「パッセンジャーデッキ(客室)」

進行方向 前方には、眺望席「パノラマ・ソファ」があり、階段状に段差のある席になっています。映画館にあるカップルシートにも似たこの席からは、大きなガラス張りの窓から気持ちのいい眺めが広がります。

シーパセオ2F パノラマソファ

その後ろには「リラックス・シート」。ゆったりしたつくりで、リクライニング可能。飛行機の座席に付いているようなミニテーブルが、各座席に付いています。

シーパセオ2F リラックスシート

リラックスシートを挟んだ両側(窓辺)には、靴を脱いで上がる「OZASEKI(お座席)エリア」と、

シーパセオ2F お座席エリア

ゴロンッと寝転ぶ事ができる「GORONE(ごろね)エリア」。

シーパセオ2F ごろ寝エリア

2階前方は静かにゆったりと過ごすエリア(上記)に対し、中央部は会話や飲食が楽しめるエリア「リフレッシュ・ラウンジ」。

シーパセオ2F リフレッシュラウンジ

うどんなどの軽食や飲み物、お土産の販売もありました。

シーパセオ2F 売店

1名~グループ利用もできる「KOAGARI(こあがり)エリア」も。

シーパセオ2F 小あがりエリア

その他、お手洗いや授乳室も完備。

2階中央部から後方部へとつなぐのは半屋外空間「そよ風のパティオ」。ここから階段をのぼって3階に上がることができます。

シーパセオ2F そよ風のパティオ

2階後方・船尾部分は「ひき波のHANARE(はなれ)」と名付けられたエリア。

シーパセオ2F 船尾にひき波の離れ

靴を脱いで上がる展望リビングで、景色や航跡を眺められます。

シーパセオ 3階は、解放感と風を感じる船上散歩空間

3階は屋上展望公園になっており、その名の通り景色を楽しめる “公園”。

シーパセオ、広島・呉・松山の新フェリー

人工芝や、海にせり出すようにつくられた 東屋で海風を感じながらくつろぎ過ごすことも可能です。

シーパセオ3F 東屋

シーパセオ3F 船尾からの眺め

それぞれに魅力的なゾーン・座席が揃っており、乗客であればどの席を使用してもOK。指定席などはないので、半個室のようなタイプのゆったりした席は、すぐに満席に。早い者勝ちです。

このほか、バリアフリー対応・エレベーター、フリーWi-Fiも完備されています。

広島~松山までの所要時間は、2時間半前後(2019年8月に出ている運行表参考)。正確な運賃・時間は瀬戸内海汽船のシーパセオ特設サイトでご確認を。

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