公開:2024/05/18 伊藤 みさ │更新:2024/05/18

3Dプリンター住宅建設、広島で実証実験!車のような値段で家を買える時代に?!

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新素材を使用し3Dプリンター住宅施工の高速化・コスト削減を目指す建築実証実験が2024年5月に広島県坂町で行われます。

日本初の3Dプリンター住宅メーカーであるセレンディクス株式会社(兵庫県西宮市)は、超高強度繊維補強コンクリート「スリムクリート(R)」を使用し

3Dプリンター住宅建設の実証実験を2024年5月27日より広島県坂町で行うことを発表。

3Dプリンター住宅建設を広島で!車を買う値段で家を買える社会実現に向け
画像はイメージ。今回施工される「serendix10」と同型

スリムクリートとは、大林組が開発したセメント系材料で、超高強度の鋼繊維を含んだもの。単独でも構造物として使用できるという。

3Dプリンター住宅の躯体に充填されるスリムクリート
画像左:スリムクリート / 画像右:スリムクリート用鋼繊維 ※ともに大林組提供

セレンディクスは2022年、日本ではじめて3Dプリンター住宅「serendix10(10平方メートル)」の施工を23時間で成功させたことが世界各国で報じられ大きな話題に。初回販売6棟が即完売。

その後セカンドモデルである「serendix50(1階平屋建て50平方メートル)」を発売しています。

広島の実証実験では「スリムクリート」で施工の高速化を目指す

この度の実証実験では、球体の「serendix10」を建設。

現在の建築基準法にあわせて鉄骨や鉄筋を組み合わせて建築する場合、鉄筋を組む作業等が自動化できないためコスト増加の要因となっています。

大林組は、スリムクリートを用いた「3Dプリンター建築物」で、国土交通大臣の認定(安全性の証明)を個別に取得しており、

セレンディクスは「車を買う値段で家を買える社会の実現」の達成のため「住宅産業の完全ロボット化」を目指していることから、すでに実績のあるスリムクリームを使用することで、「鉄筋・鉄骨レス」での工法や施工の高速化につなげたい考え。

3Dプリンターで印刷(出力)した躯体(くたい)の内部にスリムクリートを充填することで、鉄筋や鉄骨を使用せずに、強い強度を実現できる。

セレンディクスは、広島県が支援する「サキガケプロジェクト」に参画。広島県や協力企業のサポートを得て、この度 坂町で実証実験を行います。

▼サキガケプロジェクト
デジタル技術の活用によって社会課題を解決するアイディアの実現・新たな市場を創出するにあたり、障壁となる規制の緩和や新たなルールメイクに挑戦するスタートアップを支援し、実証の場を提供するもの。高い志とイノベーションで新たな世界を切り開く “サキガケ” となる7社が支援の対象となっています

※なお、今回の実証実験では現行の建築基準法にあわせ鉄筋も使用されるとのこと。

一般に公開されるのか?などの情報は現在のところ出ていませんが、車を買うような価格で家が買えるようになるかもしれないというのは、家を持ちたい人にとって夢が膨らむ話。注目度の高い実証実験となりそうです。

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