寄付できる自動販売機、広島土砂災害や東日本大震災でも活躍
広島土砂災害や東日本大震災でも支援で活躍した、寄付や備蓄ができる自動販売機「ハンガーゼロ自販機」が関西や関東・北海道などで広がっています。
お茶やコーヒーを購入すると、飢餓で苦しむ国への支援や震災などの寄付金がたまっていく自動販売機「ハンガーゼロ自販機」が、少しずつ広がっています。
ハンガーゼロ自販機は、日本国際飢餓対策機構が世界の飢餓問題を解決するために支援取り組みの一環として全国への設置を行っているもの。
この自動販売機でドリンクを購入すると、1本につき10円が寄付に充てられる仕組みになっており、2015年は227万円の募金額に。この金額は、飢餓で苦しむ国の約76000食に相当する給食代になるのだとか。
また、2013年からは備蓄機能型自販機も登場。これは日本国際飢餓対策機構とキリンビバレッジ、そして世界で初めてパンの缶詰(3年保存可能)を開発した株式会社パン・アキモトの協力で実現したもの。
寄付機能に加えて、国内で大規模な災害が発生した際にパンやミネラル水が提供できるようにと備蓄されています。
実際、2014年に広島で起こった土砂災害や東日本大震災などで、これらの備蓄品が送られています。
寄付や備蓄機能付きの自動販売機「ハンガーゼロ自販機」
ハンガーゼロ自販機は現在、全国に約100台広がっており、主に学校や企業、福祉施設、農協などが設置しているとのこと。関西や関東・北海道などに広がっていますが、広島県内の設置は2016年3月現在では無し。
設置にはほぼ費用はかからず、場合によっては電源確保のための工事費を負担してくれる場合もあるとのこと。
備蓄されているミネラル水
南海トラフや首都直下型の地震なども見据えて、いつ身に降りかかってくるか分からない天災に備えた飲料水や食料の備蓄の必要性は高まっています。
設置や管理なども飲料会社で行われるため、実質的な負担はほとんど無いとのこと。設置に関する問い合わせは、072-920-2225まで。
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