呉行きフェリー緊急運行開始、渋滞対策・ボランティア参加者は無料も

公開：2018/08/03 伊藤みさ │更新：2018/08/07

JR呉線や広島呉道路（クレアライン）の運休・通行止めが続き、呉市へと向かう道が慢性的に渋滞している問題を受け、呉市や運航会社が協力し災害時緊急輸送船の運航をスタートしています。

呉ポートピア（天応）行きフェリー緊急運行開始、ボラ活は無料で
画像はイメージです

呉湾のクルーズや広島市～似島の定期航路を結ぶバンカー・サプライは、川尻・安浦地区から呉方面への移動を確保する「キャットクルーズ」をスタート。

さらに、呉・江田島間を結ぶ定期船を運航するさくら海運は、【天応桟橋～広島港】において災害時緊急輸送船「さくら直行便」の運航を開始すると発表しています。

年内復旧は難しいと言われている広駅より東側から呉へ向かう手段として、以下のように連絡バスと航路で結ぶ。

【連絡バス】JR安浦駅・安登駅～川尻西港桟橋（川尻桟橋）
【航路】川尻桟橋～呉中央桟橋

航路時間（運賃500円、小児250円、幼児無料）: 川尻桟橋7時発～呉中央桟橋7時55分着
呉中央桟橋19時発～川尻桟橋19時55分着
バス時間（運賃200円、小児100円、幼児無料）: 安浦駅6時30分 ⇒ 安登駅6時37分 ⇒ 川尻桟橋6時45分
川尻桟橋20時 ⇒ 安登駅20時8分 ⇒ 安浦駅20時15分

2018年7月30日より平日のみので、8月7・8日は運休。

天応（呉）～切串（江田島）を結ぶフェリーを運航するさくら海運は定期航路を一部運休し、広島港（宇品）～呉ポートピア（天応）を結ぶ「さくら直行便」を運航する。

これにより、広島市内と呉市天応を約40分で行き来が可能になります。

さくら直行便はお盆期間（2018年8月11日～15日）を除き、1日4便毎日運航。そのうち、広島港8時55分発／天応桟橋14時30分発の2便に限り、登録を受けたボランティア活動に従事する方の運賃は100名まで無料。

便名	天応（呉）	広島港（宇品）	広島港（宇品）	天応（呉）
第5便	8時5分発	8時45分着	8時55分発	9時35分着
第7便	10時35分発	11時15分着	11時40分発	12時20分着
第10便	14時30分発	15時10分着	15時30分発	16時10分着
第14便	18時35分発	19時15分着	19時25分発	20時5分着

さくら直行便の運賃は、大人450円、小人220円、幼児無料、軽自動車800円、普通車1000円、原付200円、自転車は無料。

期間は道路や鉄道など各路線が復旧し、広島県安芸郡海田町から広島県呉市へと繋がる海沿いの国道31号線の渋滞が緩和されるまでとされています。

また、天応（呉）～切串（江田島）の定期航路については大幅なダイヤ変更が発生するとのこと。さくら海運のホームページなどで確認の上ご利用ください。問い合わせは0823-38-8988まで。

※内容は執筆時のもの。最新情報はさくら海運のHPでご確認ください。

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