公開:2019/07/21 伊藤 みさ │更新:2019/07/22

ペット同伴OKな避難所 5カ所、尾道市が発表!知っておきたい避難所とペットの関係

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災害時への備えは、人間だけでなくペットに対しても同じ。最寄りの避難所はペットの受け入れをしている?かなどは事前の確認が必要です。尾道市はこのほど「同伴避難」を受け入れる避難所を公開しました

災害時の避難所のうち、ペット同伴がOKな避難所について広島県尾道市が2019年7月に発表を行いました。尾道市内の指定避難所のうち「室内へのペットの同伴避難を受け入れる避難所」として5カ所を公開。

避難所へのペット 同伴避難場所を尾道市が発表、飼い主は備えたい「同行避難」
犬・猫はあらかじめケージに慣れさせておくのが重要!

過去に起こった災害の際にも取り上げられる事が多く、「ペットと一緒」に避難を希望する人は多い。そんな中 尾道市は、以下のように発表しています。

次の5か所を、避難所室内へのペット同伴避難の受入れ可能な避難所とした。ただし、ペットを飼育していない人の居住場所に、ペットを入れることはできません。(盲導犬、介助犬などを除く)

農村環境改善センター(木ノ庄町木門田2907-2)
御調体育センター(御調町市1156)
市民センターむかいしま(向島町5531-1)
因島総合福祉保健センター(因島田熊町1315-1)
生口島総合開発センター(瀬戸田町宮原159-9)

避難所とペットの関係(広島市の場合)

広島市HPでは、災害時の対応を以下のように紹介しています。

いざというとき、ペットを守れるのは飼い主だけです。まず、飼い主が無事でいること、そして避難する場合にはペットと一緒に安全に避難すること(同行避難)が基本です。

避難先では、ペットの世話やペットフードの確保、飼育場所の管理は原則として飼い主の責任で行うことになります。ともに安全に避難し、周りの人に迷惑をかけず、安心して過ごすためには、日頃からの心構えと備えが必要です。

ここで気を付けたいのが、注意書きされていた以下の点。

この「同行避難」とは避難行動を示す言葉であり、指定避難場所でペットを人間と同室で飼養管理することを意味するものではありません。

つまり、ペットと一緒に安全確保するのは飼い主の務めだが、広島市の場合は指定避難場所にて人間とペットが同室で過ごせるというわけではない、ということ。

ペットの受入がNGな避難所もある

今回、尾道市が発表したのは、人が過ごす室内にペットを同伴させることが可能な避難所。指定された避難所では、ペットと共に避難生活を送ることが可能となっています。

こういった発表がされていない地域では、基本的には「人」と「ペット」は別室、あるいはペットは屋外となるほか、避難所によってはペット受入不可のところも

ペット同伴OKな避難所 5カ所、尾道市が発表!知っておきたい避難所とペットの関係

そのため、「ペットを置いていけない」と、ペットと一緒に自宅で過ごした、という事例もあります。

「人とペットの災害対策ガイドライン」も参考に!

今回、尾道市からの発表があったように、あらかじめ「ペットの受け入れ」「ペットの同伴」が可能な避難所が分かっていれば良いのですが

ハザードマップや指定避難所の情報は各自治体HPにあれど、ペットについての記載は確認できない地域がほとんど。

災害時のペット避難について

いざという時、ペットの受け入れを行う避難所にスムーズに避難できるかどうかは、現状では、飼い主自身がそれぞれに避難所に確認を事前にとっているか?が前提となりそうです。

このほか、環境省が発行している「人とペットの災害対策ガイドライン」では、これまでの災害で実際にあったペットに関する問題や、これを受けての事前準備・「同行避難のフロー図」などが紹介されているのでぜひ一読を。

また、ペットとの同行避難ガイド/ペット災害対策推進協会(PDF)も併せて、チェックを。

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