フタバ図書が新会社へ事業譲渡、継続・成長へ向け
広島の老舗企業「株式会社フタバ図書」は2021年3月1日をもって、新たにひろしまイノベーション推進機構により設立された同名会社に事業を譲渡。蔦屋書店や日販など多数の共同出資により継続される
株式会社フタバ図書(広島市西区)は、株式会社ひろしまイノベーション推進機構(広島県100%出資)が運営するファンドが設立する新会社に
2021年3月1日をもって事業を譲渡すると発表しました。
写真は2020年8月に閉店したフタバ図書ギガ本通店
フタバ図書は1913年(大正2年)創業の老舗企業で、広島県を中心に新刊本、文具、ゲーム、中古本等の販売、CD・DVDレンタル、アミューズメント施設、コンビニエンスストア、カフェ、フィットネスなどのサービスが一体となった複合書店を展開しています。
ひろしまイノベーション推進機構の発表によると、新会社にはフタバ図書の事業承継と成長支援を目的に、ファンドのほか日本出版販売、蔦屋書店、もみじ銀行、エディオン、広島マツダからも出資。
新会社は「フタバ図書」の商号を続用。フタバ図書およびその関連会社6社から、39店舗・メディアマックス事業(レンタル卸)を含む主要事業が承継される。
近年再編が進められていたフタバ図書
フタバ図書の店舗はTERA広島府中店、GIGA祗園店、ALTIアルパーク北棟店 など郊外型大型商業施設にも入り、広島駅前や市内中心部にも多く出店。
しかし近年は、八丁堀店・ギガ本通店など中心部の店が相次いで閉店。2021年1月末にはフタバ@アットカフェ紙屋町店が閉店することが発表されるなど、事業の再編がすすめられていました。
フタバ図書 代表取締役 世良茂雄氏からは以下のコメントが発表されています。
今後は出資各社のご協力を得て、経営体制、事業ノウハウ、財務基盤の強化を図り、複合書店としての内容を充実させ、お客様の「愉しい」に寄り添う企業として、これまで以上に地域に貢献して参る所存です。
これからも『フタバ図書』をご愛顧くださいますようよろしくお願い申し上げます。
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