京橋と水辺の風景、広島市最古の鋼橋は都に向かう橋
広島市に流れる京橋川に架かる橋、京橋(きょうばし)。この橋は広島市最古の鋼橋で被爆建物。このエリアの町名の由来にもなっている橋です。
広島市南区にある京橋(きょうばし)。この橋は一見、コンクリート橋に見えますが、広島市最古の鋼橋です。
鋼橋(こうきょう)とは、橋桁を鋼材でつくった橋のこと。鋼材はコンクリートと比べても価格が高く、強度が強いという特徴があります。
京橋の写真を撮っていると、周辺に住むという1人の男性に声を掛けられました。
「おねえちゃん、この橋に興味あるんね?」
「興味持ってもらえて、嬉しいんよ」
この男性は、長くこの地に住んでおられるそうで、京橋にも愛着がとてもあるのだとか。
京橋と広島城の関係
「他の橋と比べてみんさい、同じように見えるけど最近の橋はほとんどがコンクリート橋なんよ」
「鋼橋は丈夫だけど高くつくから、最近では滅多に造られんのんよ」などなど、いろいろ教えてくれました。
「崩れたとこは、ワシがワイヤーで止めたんよ」と語る男性
京橋が作られたのは、広島城開城の頃だそうで、実はこの橋、被爆しているのですが、落橋を免れて現存している貴重な橋でもあります。
そんな京橋の名前の由来は、「京都へ続く橋」という意味から名づけられたもの。開城当時、京都方面に向かっていく時に最初に渡る橋だったことから「京橋」と名付けられたんだそうです。
この橋が架かる川「京橋川」の名前や、この周辺の地名「京橋町」という町名も、この橋名が由来になって付けられているようです。
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