公開:2012/11/30 伊藤 みさ │更新:2012/11/30
瀬戸田の商店街に 大量の謎の石像アート!若者の想いつまった 青空美術館
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広島県尾道市の瀬戸田町(生口島)にある 瀬戸田しおまち商店街の一角に、なにやらたくさんの石像が並べられてる。その正体は、「私の想い」をテーマに学生がつくった 石像アートだった!
広島県尾道市の瀬戸田町(生口島)にある 瀬戸田しおまち商店街の一角に、なにやらたくさんの石像が並べられています。色が塗ってある訳ではなく、石が整列していることから はじめは「ギョッ」としてしまいますが
よく観るとそれぞれがユニークな表情を持っていて 一つ一つを見るとついつい見入ってしまう不思議な石像たち。
実はこれらの石像は尾道大学の学生さんらによる作品で、「私の想い・百年後へのメッセージ」をテーマにそれぞれが想いを形にしたものなのだそうです。
2013年7月に撤去されちゃう!? 現在 学生が新しい展示場所探し中
瀬戸田町 しおまち商店街にある、元郵便局長の母屋だった旧家を公開する「汐待亭(しおまちてい)」。この屋敷の前にある広場に 石像が並べられていて通りすがりの観光客が写真を撮ったりして見学していきます。
難しい表情で考えているものから、今にも泣き出しそうなものまで。同じテーマでも、色々な表現があってオモシロく、親しみやすい[青空美術館]です。
もともとこれらの石像 は2006年頃から尾道大学の1年生が授業で制作し 毎年秋に 尾道市内の西国寺境内で展示していたのだそう。
これが平山郁夫美術館の館長・平山助成 氏(平山郁夫氏の弟さん)の目にとまり、「瀬戸田の小中学生に石像づくりを教えてほしい」と依頼したことから尾道大学の学生が小中学生に石像づくりを指導することに。
その中で出来上がった作品も この広場に展示されているそうで「私の想い」とは別のテーマでつくられている石像もありました。
タイトル「おなかすいた」
石像は全部で180点ほどあるそうですが この中でも一際大きな石像が真ん中に配置されています。
これは 東日本大震災の復興の願いを込めたものだそうで、タイトルは「涙を超えて」。およそ2トンにもなるというこの巨大な石像は小学生がデザインし、大学生と協同制作したものだそうです。
2012年現在は「汐待亭前広場」に展示されているこの石像たちですが この土地を使用できるのは2013年7まで。これ以降、別の展示場所が見つからない場合は全て廃棄処分となってしまうため 学生らが新しい場所を探しているそうです。
「尾道市立大学 石像彫刻設置プロジェクト」について詳細は 学生らの運営するブログからご覧ください。
▼汐待亭前広場の石像アート
住所:広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田425(住所は汐待亭のもの)
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