公開:2020/01/28 伊藤 みさ │更新:2020/01/28

グルテンフリー米粉カレー、広島・増田製粉がカレー・オブザイヤー2020で受賞

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カレー・オブ・ザ・イヤー2020が決定。10部門から、画期的・メディアで話題などで注目される商品やサービスが選ばれました。この中には広島の会社が発売する「グルテンフリー米粉カレー」も!

日本で唯一のカレー研究情報発信機関である「(株)カレー総合研究所」が開催した

カレー・オブ・ザ・イヤー2020が、1月22日に東京都にて開催されました。

グルテンフリー米粉カレー、広島・増田製粉がカレー・オブザイヤー2020で受賞

カレーオブザイヤーとは、革新的もしくは、画期的なカレーであるが、まだ世間に十分知られていない名品に授与される賞。

具体的には、「メディアやネットで話題」「カレー業界に画期的な技術革新をもたらした」「一部にしか知られていないがカレー愛好者に知らしめる価値がある」「日本のカレー文化の発展に寄与すると思われる」

といったもののいずれかを満たすものが選ばれます。

カレーオブザイヤーは2017年から毎年開催されているもので、今年で4回目。カレー好きをはじめ、食品業界やメディアからも熱視線が集まっています。

今年は10部門より受賞商品が発表。

様々な切り口で人気を得ているカレーの中に、広島の増田製粉が発売している「グルテンフリー米粉カレー」が特別賞を受賞していました。

カレー界けん引「デリー」社長も2020年注目

増田製粉が販売する「グルテンフリー米粉カレー」は、米粉とひよこ豆粉を使用しグルテンフリーでノンアレルギーな商品。

カレー・オブザイヤー2020 グルテンフリー米粉カレー

増田製粉は地元で米粉専用の工場を持ち、アレルゲン対策で7品目を省いた商品を3種類開発。広島の三越や東急ハンズで販売中。ターゲットが絞り込まれているだけに

「消費者が狭まり売上が難しい場合もあるが、地元で評価され大健闘。予定数を上回り好調な売れ行きを見せている」と受賞理由が挙げられています。

また、カレーオブザイヤー2020の授賞式でゲスト登壇した「デリー」の田中社長が2020年の注目カレーを問われ「ベジタリアン・ビーガン(卵も乳製品も口にしない)が食べられるカレー」と答えており、

グルテンフリー米粉カレーが今後もアレルギーを持つ方のほか菜食主義層にも広まりをみせそうです。

カレーオブザイヤー2020 受賞リスト

受賞した商品やサービスなどの一覧は以下。

カレールウ部門 「ワンプロキッチン特製カレー」(エスビー食品株式会社)

カレー・オブザイヤー2020 ワンプロキッチン特製カレー

肉を加えればOKのほぼ完成しているカレー。生活環境の変化に着目し開発された商品で、。共働き夫婦や子どもが巣立った世帯の手間の解消を考え展開。肉を炒めて5分で完成させることができる。売上がこれまでの2倍以上に伸び、今後欧風カレー、キーマカレーもシリーズ発売する予定。

レトルトカレー部門 「選ばれし人気店シリーズ3品」(ハウス食品株式会社)

カレー・オブザイヤー2020 選ばれし人気店シリーズ

ブームの最先端を行くカレー3品(芳醇チキンカレー、チーズとろける欧風ビーフカレー、黒胡麻香る黒担々カレー)が受賞。
食べログと組み「評価サイトが認めたカレー専門店」という切り口で販売、若い世代に受けており記録的な売れ行き。


カレーパウダー部門「味付きカレーパウダー バーモントカレー味」(ハウス食品株式会社)

カレー・オブザイヤー2020 味付きカレーパウダー

「辛くない」というキーワードでブレイク。子供からシニア層まで全世代から指示を得ている。働くお母さんを応援するという想いで開発された同商品は、カレーメニューの幅が広がると好評。発売から2か月で売り上げ目標の2倍を記録したという。


外食カレー部門「新・カレー専門店」(全国の店舗すべて)

全国に500店以上はあると言われている新・カレー専門店のすべての皆さまに表彰。次から次へと生まれてくるカレー専門店にこれからも期待をこめての受賞。代表してデリーの田中社長が受け取った。

ご当地カレー部門 「黒豚を美味しく食べるカレールウ」(株式会社七呂建設)

カレー・オブザイヤー2020 黒豚を美味しく食べるカレールウ

鹿児島の地元名物の黒豚を美味しく食べるための専用カレールウを開発。コクと旨みが強い黒豚の特徴を最大限に生かすよう独自にスパイス調合されている。安納芋入り。
建設会社が家を建てることに加え、「家族のだんらんを食卓で」という思いから開発。ショールームのみの販売にも関わらず10000個売れたという。

カレー関連飲食部門「ステーキカレーパン」(パンパティ)

カレー・オブザイヤー2020 ステーキカレーパン

カレーパンで異例のギネス認定!2019年5月に、8時間で5947個を販売しメディアでも話題となった。ギネス認定の日はフライヤー2台で5947個ものカレーパを揚げたという。ステーキがぎっしりと詰まったカレーパンだ。

新規事業部門「クレーンゲームコーナー/カレーキャッチャー」(エブリデイ東京/株式会社東洋)

カレー・オブザイヤー2020 カレーキャッチャー

クレーンゲームに「カレーキャッチャー」を開設。入手困難で味も厳選された「ご当地カレー」数種をクレーンで釣り上げる。半年で5万人がチャレンジし、累計獲得数1万個を超えた。
クレーンゲームでカレーとごはんをゲットしたら、レンジでチンしてその場で食べられる、というのも好評の理由の一つ。

企画部門「飲むカレー CARRY CURRY」(株式会社フェリシモ)

若者を中心に支持を得た画期的な商品。現在、さらにバージョンアップした企画が進行中とのこと。

社会貢献部門「げんきカレー橿原店」(みらいチケット)

カレー・オブザイヤー2020 げんきカレーみらいチケット

奈良県で展開される、社会貢献活動。1食200円で中学生までは100円。200円のみらいチケットを購入した人はそれをボードに貼り、子供がそのチケットを使ってお金を払わずともカレーを食べられるというシステム。
学習塾を続けてきた店主が「げんきカレー」をはじめて2年。身近なところで子供を見つめ続けてきた店主が、格差をなくしたいという思いから始まったのだそう。

特別賞(カレー大學健闘)部門

カレー・オブザイヤー2020 ガスの助カレー

カレーを体系的かつ実践的に学べる講座で、カレーを理解する必要不可欠な知識全般を習得することができる「カレー大學」の卒業生の中から、今期カレー界に貢献した企業へ贈られる賞。
今回はレトルトカレー「ガスの助カレー」(小田原ガス株式会社)と、「グルテンフリー米粉カレー」(増田製粉株式会社)が受賞した。

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