公開:2020/11/11 Mika Itoh │更新:2025/01/01
宮島・厳島神社で「大鳥居の扁額」2枚を特別展示
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宮島・厳島神社(広島県廿日市市)の大鳥居の改修工事に伴い、取り外された2つの扁額が御本殿祓殿にて特別展示を開催中。表と裏で異なる表記やその大きさなど間近に見られる貴重な機会となっています
海の中に佇む宮島(広島県廿日市市)の大鳥居が老朽化に伴い、2019年6月17日より大規模改修工事が行われており、
大鳥居に掲げられていた扁額(へんがく:神社名が記載された額付き看板)が取り外され、特別展示が2020年10月20日からスタートしています。
厳島神社の大鳥居は、高さ約16.6メートル。普段は下から見上げることしかできない扁額ですが、下ろされたものを間近にするとその巨大さに驚きます。
また、厳島神社の大鳥居の扁額は、表と裏で表記が異なっています。
宮島・大鳥居の社殿側に掲げられている扁額「伊都岐島神社」
厳島神社の社殿側を向いている扁額には「伊都岐島神社(いつきしまじんじゃ)」と書かれています。
伊都岐島とは「心身を清めて神に仕え奉る島」を意味し、“宮島” の古い(かつての)名称でもあります。
この扁額の文字は、皇族・有栖川宮熾仁親王(ありすがわのみや たるひとしんのう)の書を、青銅製鋳物で打ち付けられています。額は漆箔銅板装で、大きさは縦2.6メートルもあります。
額縁の彫刻の模様は、渦巻文(うずまきもん)と唐草文(からくさもん)で黒漆が塗られています。
宮島・大鳥居の沖側に掲げられている扁額「厳島神社」
そして、対岸に向かって掲げられている扁額の文字は「厳島神社(いつくしまじんじゃ)」。サイズは社殿側に掲げられているものと同じで、こちらも有栖川宮熾仁親王が書いたもの。
額縁の模様は社殿側のものと異なり、左右には雲龍(昇り龍と降り龍)が彫刻され、黒漆が塗られています。
大鳥居の扁額展示は、厳島神社の御本殿祓殿にて2021年夏頃まで。昇殿料は大人300円、高校生200円、小中学生100円。
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