写真で振り返る【楽々園の昔と今】塩田から遊園地・ショッピングセンターへ

公開：2024/12/04 伊藤みさ │更新：2024/12/05

広島電鉄が所有する広島市佐伯区楽々園の土地に、2024年12月6日にイオンタウン楽々園がオープン。

新しいショッピングセンターとして注目されるほか、時代と共に移り変わってきた楽々園の歴史が興味深かったため写真と共にご紹介します。

写真で振り返る楽々園の昔といま、塩田から遊園地・ショッピングセンターへ

塩田跡だったというこの地に、広島瓦斯電軌（ひろしまがすでんき / 広島電鉄の前身）による遊園地「楽々園遊園地（1936年～1971）」がありました。

楽々園遊園地 / イオンタウンプレスリリース

遊園地の名は “電車で楽々行ける” というコンセプトに由来するもので、ここから徒歩3分の場所にある駅名も「楽々園駅」となっています。

楽々園遊園地プール / イオンタウンプレスリリース

遊具ほか、プールやスケート・温泉・プラネタリウムが人気だったという。

遊園地の閉園後、1972年に「ひろでん楽々園ショッピングタウン」が開店。屋上にはかつての面影が残るミニ遊園地があり、その他にはボウリング場・レストランなども。

楽々園ショッピングタウン / 観光案内所のパネルより

その後「ファミリータウン広電楽々園」へと転換し営業を続けていましたが、ショッピングセンターは閉館・建物は解体され

近年は、同敷地内でマックスバリュ楽々園店、ヤマダデンキテックランド佐伯店、もみじ銀行五日市支店のみが営業していました。

※マックスバリュ楽々園店は2024年11月閉店、マックスバリュイオンタウン楽々園店として12月オープン

2024年12月に新たな歴史が刻まれたこの地ですが、「電車で楽々行ける」「多くの人が笑顔で過ごす」場所としては変わらず愛されそうです。

なお楽々園の変遷は、楽々園観光案内所（広電楽々園駅そば）の年表を参考としています。

観光案内所

楽々園の歴史を振り返る写真は、イオンタウン楽々園店内フードテラスにも展示してあり、

フードテラス / イオンタウン楽々園2階

昔を知る人には懐かしく、若い世代にもこの場所の変化を知れるコーナーとなっています。

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