公開:2013/10/09 Mika Itoh │更新:2021/11/22
もみじ(紅葉)と かえで(楓)の違い、分かる?見分け方と特徴
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- 広島コネタ
もみじ OR かえで、どちらか分かりますか?紅葉(もみじ)と楓(かえで)の違いと、その見分け方
紅葉(こうよう)の季節に入ると徐々に山が色づき始めますが、モミジとカエデの違いについて放送していた めざましテレビを見ていて驚きました。
赤く綺麗に色づいている以下の葉は、もみじ OR かえで、どちらか分かりますか?という質問を町で調査するというもの。
この葉をみたほとんどの人が「もみじ」と答えていたのですが、実はこれは「かえで」。その回答にスタジオにいたゲストたちも「納得いかない」「もみじだと思っていた」という反応が多数。
しかし、この番組を見ていた広島県人は思ったのではないだろうか…。
「いやいやいやいや!カエデでしょう、どう見たって!」 と。
広島県民が、モミジに詳しいワケ
広島県民は、もみじにはやたらと馴染み深い。それもそのはず、広島県の県花は「モミジ」、そして県の木に指定されているのも「モミジ」なのです。
広島県の特産品として有名な銘菓も「もみじまんじゅう」。さらに、名前に「もみじ」を付けた銀行まであります。
とにかく広島県民は、その形をあちこちで目にしておりよく知っているので、もみじと楓の違いを見分けられるのは普通のことだと思っていたわけですが、
めざましテレビの調査による結果は、赤く色づいた葉っぱで似た形をしていれば、多くの人はそれをモミジだと思っている…という事実にかなり衝撃を受けました。
もみじ(紅葉)・かえで(楓) 違いと見分け方
実は、もみじもかえでも、同じ「カエデ科カエデ属」。つまり親戚みたいなモノなので、見間違うのも無理はないのですが、
違いを見分ける方法としては、主に葉の切れ込みの深さで分かります。以下はモミジなのですが、葉には深い切れ込みが入っています。
5~6個の切れ込みが入っていて、葉が6~7枚になっているものが もみじ。この写真は「いろはもみじ」といい、広島県ではこれらが一番よく目にするタイプのモミジではないでしょうか。
それに対し、1枚目の写真でご紹介したカエデは「ハウチワカエデ」といい、切れ込みは浅く葉先が9~11枚と多いのが特徴的なカエデです。
楓にはこのほかに、カナダの国旗に描かれているような特徴的な形の「サトウカエデ」など、細かく分類するといろんな種類が沢山あるようです。
これから紅葉を楽しみにお出かけする機会が多いと思いますので、綺麗に色づいているその木は モミジかカエデか、チェックしてみよう。
紅葉と書いて「もみじ」と「こうよう」、呼び方の違いは?
ちなみに、漢字にすると紅葉と書いて「もみじ」と「こうよう」という2種類の呼び方があります。これも他局の番組アンケートで「その違いをわかる?」と聞かれていたのですが、
意外と答えられない人が多かったようです。
紅葉と書いて「もみじ」と読む場合は、もみじの木や葉そのものを指しています。これに対して紅葉を「こうよう」と読む場合は、モミジに限らず、緑の木々が赤や黄色に色づいている様を指しています。
そのため、前後の文脈から「こうよう」なのか「もみじ」なのかを見分けて、読み分けることができます。
- (例文1)気候が下がってきたので裏山が見事に紅葉した → これは「こうよう」
- (例文2)紅葉を拾って押し花を作った → この場合は「もみじ」
といった感じに使い分けられています。
関連:広島県の紅葉スポット一覧
参考:カエデ科の仲間たち
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