三原駅と直結!三原城跡は新幹線を間近に眺められる公園
広島県三原市には、JR駅と繋がっている城跡があります。三原城はかつて、満潮時にお城が海に浮かぶように見えたことから「浮城」とも呼ばれていました。
三原市の最もポピュラーな史跡として知られる三原城跡(みはらじょうせき)。
JR三原駅と繋がっている珍しい城跡で、現在は天主台(天守台)・石垣・濠(おほり)などが残っています。
この周りは城下町として栄え三原神明市が今にも伝わる早春のお祭りとして毎年開催されています。
三原城跡は現在「新幹線が見られる公園」になっており、新幹線を見に数組の親子がここに訪れていました。
動画で見る、三原城跡
以下の動画は、三原城跡とそこからの眺め。
三原城跡、新幹線の往来を眺めつつ歴史を感じられる場所
三原城跡へは、三原駅からアクセスします。切符売り場のエリアに「三原城天主台跡」への案内札があるので、これに沿って奥へと進みます。
進んでいくと上へと続く階段が現れ、その先に緑や芝が整備された天主台跡が広がります。
三原駅は1階に在来線、2階に新幹線のホームがそれぞれあり、天主台跡は2階部分と同じ高さになります。
このため、公園からは行きかう新幹線を同じ目線で見ることができます。
お弁当をもってやってきていた親子は、新幹線が来るたびにはしゃいで楽しそう。このほかベンチもあり、ここでゆっくりと過ごす方の姿もありました。三原駅前ですが緑も多く、のんびりと過ごせるスポットになっています。
三原駅の駅前(北口)を見下ろせます。
もちろん史跡としても見て回ることが出来る。ここに設置された石碑には以下のように案内されています。
史跡 小早川氏城跡
小早川隆景は兄の吉川元春とともに、甥の毛利輝元を助けて中国統一を完成させ瀬戸内海の水軍を掌握していた。
隆景は天正年間、毛利氏の広島築城と相前後して沼田川河口の三原の小島をつないで城郭を築きここに移った。三原城は海に向かって船入りを開き、城郭兼軍港としての機能を備えた名城で、満潮時にはあたかも海に浮かんだように見えたので「浮城」と呼ばれていた。
小早川氏の移封後も、福島氏・浅野氏の支城となっていたが、JR山陽本線および新幹線が本丸を貫き、いまは天主台とそれをめぐる濠および船入櫓(ふないりやぐら)跡・中門跡などが残るのみである。
お城の周りに残っているお堀には、鯉が泳いでいます。
利用は無料ですが、城跡には三原駅からしか入ることができないため、利用時間は6時30分~22時までと限定されています。ご注意ください。
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