公開:2014/09/12 伊藤 みさ │更新:2016/02/26
なんかコワい?月がオレンジ色で大きく見えるのはなぜ
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月が山やビルの合間から見えるくらい低い位置にある時、オレンジ色や赤色で 不気味なくらい大きく見えることがある。これってどうして?
月が山やビルの合間から見えるくらい低い位置にある時、オレンジ色や赤色で 不気味なくらい大きく見えることがあります。
今夜はスーパームーンなの!?…それとも、この世の終わり…!?とも思えるほど大きく、暖色系に色づく月。 なぜこういう現象が起こるのか?理由は以下であることが判明しました。
月が赤っぽく見えるのは、大気の影響による現象で、朝日や夕日が赤く見えるのと同じ理由です。月の出、もしくは月の入りのときのように、月が地平線(水平線)に近いときに、赤っぽく見えやすくなります。
青い光は地球の大気の中を進む途中であちこちに散乱してしまうが、赤い光は散乱しにくいため私達の目に届きやすい。
また、大気の厚さは天頂が一番薄く 地平方向に向かってどんどん厚くなる、という理由から 低い位置にある月の光は厚い大気を比較的通過しやすい「赤やオレンジ」だけが私達の目に届きます。このため、地平方向に近いほど赤っぽく見えるのです。 国立天文台 より抜粋/要約確かに筆者が見ていた時も、地平線に近い低い位置にあった時はオレンジ色に見えていた月が、数十分後に見た月は 高い位置にあり、いつもの黄色い月にもどって輝いていました。
大きく見える理由は目の錯覚だった…!
オレンジ色や赤色に見える月は、大きく見える。しかし、月が近いから大きく見えるというワケではなく「月の近くに建物や山などの比較対象があるから」と現在は言われているよう。
月だけでなく、その他の星でも同じように赤く見えたり大きく見えたりもするのだとか。地平線近く・低い位置に星や月がある時には色や大きさをチェックしてみるのもいいかもしれません。
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