井仁の棚田、広島・安芸太田町の「世界に誇る美しい日本の風景」
世界が認めた日本の絶景として有名になった広島県・安芸太田町、井仁の棚田(いにのたなだ)。日本の棚田100選でもあり、季節ごとに違った風景が楽しめます。駐車場や展望台もあり。
井仁の棚田(いにのたなだ)に、稲刈り前の美しい風景が広がっています。井仁の棚田は、広島県山県郡安芸太田町にあり「日本の棚田100選」の1つ。
アメリカの大手ニュースサイト・CNNが2016年に選出した『日本の最も美しい場所 31選』に選ばれたことで、一躍有名になりました。(2017年に情報が更新され、現在は36選となっています)

地元の人以外はあまり足を踏み入れない山深い場所にあり、細いクネクネした山道の上がっていった先に突如「井仁の棚田」が現れます。
見学者のための展望台や駐車場は用意されていますが、それ以外は昔ながらの棚田の風景そのまま残され、素晴らしい景色が広がります。必要以上に観光地化されていないのが良い。
動画で見る、井仁の棚田(いにのたなだ)
以下は2021年8月末の「井仁の棚田」の様子。
驚いたのは、その規模の大きさ!この場所にはなんと、300以上の棚田があるんです。こんなに広く棚田が続いているって、知っていましたか?
324の棚田が広がる、広島・安芸太田町の絶景「井仁の棚田」
井仁の棚田(いにのたなだ)があるこの地域は海抜450m~550m、太田川の上流に位置しています。美味しい水と、四方を山に囲まれた豊な自然を生かし、324の水田が連なって棚田になっています。

棚田の下のほうには展望台もあり。

展望台といえば、普通は上から下を眺めることが多いですが、ここは上を見上げて景色を眺めます。

展望台を含め、棚田周辺は全体的に道が狭くカーブも多いので、駐停車は禁止。少し上にあがると、駐車場があるのでここにバイクや車をとめてフォトスポットまで歩いていきます。

水田を支えている石垣は、最も古いもので戦国時代(1467~1568年)から使われているものだとか。


何世紀もこの地で守られ続けてきた「井仁の棚田」では、春と秋に伝統的な田植えや稲刈り法などを農家の方からレクチャーしてもらえる棚田体験会などイベントも開催されています。

春は水田に太陽の光が反射してキラキラ輝き、夏は緑があざやか、秋の収穫前には黄金色に染まり、冬には雪が積もる地域のため雪景色も。
季節ごとに変わった表情を持つ「井仁の棚田」、これからもずっと残して行きたい広島の絶景スポットです。

井仁の棚田(いにのたなだ) | |
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住所 | 広島県山県郡安芸太田町中筒賀629−2(駐車場) |
駐車場 | 無料駐車場あり(展望台から北へ約130m) |
問合せ | 0826-32-2085(井仁棚田交流館) / 0826-28-1800(地域商社あきおおた) |
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