公開:2019/10/25 伊藤 みさ │更新:2019/10/25
田んぼアート公園「元就新城下」、西日本最大で安芸高田に2021春開業
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2021年春に、広島県安芸高田市に新たな観光拠点・田んぼアート公園「元就新城下」が誕生予定、新しい道の駅に続くまちのプロジェクトで、西日本最大級の田んぼアートを描き出す
広島県安芸高田市に、西日本最大級の「田んぼアート」と郷土の誇り「元就公」に焦点を当てた新たな観光のランドマーク
田んぼアート公園「元就新城下」が2021年春の本格開業予定となっています。
写真は2019年、吉田町可愛地区につくられた田んぼアート
田んぼアートといえば、青森県南津軽郡にある田舎館村(いなかだてむら)でお米のPR、町おこしイベントとしてスタートしたプロジェクト。
田んぼをキャンパスに見立て、色の異なる稲を絵の具代わりに巨大な絵を描きます。最初は平成5年に3色の稲からスタート、現在では7色の稲を駆使し戦国武将から浮世絵、ハリウッド映画の一場面まで繊細で緻密なアートを描き、毎年話題に。
現在では年間30万人以上の観光客が訪れるものとなっていて、田んぼアートのために電柱が取り払われたり、臨時の駅ができたり、田んぼアート観賞用の展望台がつくられたり。
そんな田舎館村をお手本とした、安芸高田の観光新拠点が田んぼアート公園。
田んぼアートだけでなく、屋台村までできる予定!
田んぼアート公園「元就新城下」計画
安芸高田市が公開している資料によると、この田んぼアート公園は、2020年5月に安芸高田市吉田町山手に開業予定の新・道の駅「(仮称)あきたかた」と共に安芸高田市内の周遊観光を促すための拠点として進められている地域活性化プロジェクト。
新・道の駅「(仮称)あきたかた」と田んぼアート公園「元就新城下」の相互距離は約500mほど。
田んぼアート公園は安芸高田市吉田町可愛地区が予定されており、2019年に町のキャラクター「たかたん」をモチーフに田んぼアートプロジェクトが実施されたエリアとみられます。
田んぼアート公園では約1.4haに西日本最大スケールで描く計画。田んぼアートは稲でつくるアートのため春~秋にかけての約4か月が鑑賞期間となりますが、その他のシーズンには石アートや竹アートも展開される予定。
このほか、毛利元就の縁の地として知られる安芸高田市として、元就公没後450年を記念し、中世の城下町を模した屋台村を整備。
年間を通して楽しめる店舗構成を目指し、民間事業者によるテナント方式が想定されています。
さらに、地元の名産品・物産品の販売、休憩スペースなども。
本格開業は2021年春予定ということでまだ先の話ではありますが、県民としても楽しみな計画です。
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