戦艦大和や赤城!東広島市の田んぼに戦艦コレクション
戦艦大和や護衛艦・空母などが田んぼに浮かんでいる風景。東広島のとあるお宅の前の田んぼで、風に揺られる大和たちに出会いました
のどかな田園風景が広がる広島県東広島市の風景の中に、戦艦大和を発見。近づいてみると、水が張られた小さな田んぼに戦艦や潜水艦・空母などが、風に揺られながらプカプカ浮いている…。
呉市の大和波止場公園や大和ミュージアム、アレイからすこじまなどで見られるソレが、まさかこんな所でもお目にかかれるとは。
元中学校教諭が作るお手製の艦隊コレクション
以下の動画は、田んぼで発見した戦艦たちの様子。
田んぼに護衛艦が浮かぶ様子を見られるのは、東広島市豊栄町にある個人のお宅の目の前。東広島市と三次市を結ぶ国道375号線沿いで、ちょうど両市の境目のあたり。
筆者が訪れたのは4月の中ごろ。田植えの時期ではなく、他の畑には張られていない水が、ここだけ張られている。どうやらこれを浮かべるためだけに、この田んぼが使われてるようです。
この謎の風景について詳しくお話を伺ったところ、御主人の新田忠則さんがいろいろ教えてくださいました。
「ええじゃろ、全部手作りなんよ。うちの作業場で作りよるんじゃが…」
と、作業場も見せてくださいました。様々な工具が揃う作業場に、専用の台が作られていて 建築現場で使用する固いタイプの発砲スチロールがまさに船の形になりつつある状態。
壊れた作品を大きく作り直している途中の様子を見る事ができました。接着剤の成分によっては発砲スチロールが溶けてしまう事があるため、護衛艦づくりに欠かせないのが木工用ボンド。
しかし乾くのに丸一日かかるため、完成までにはかなり時間を要するのだそう。
完成すると田んぼに浮かべ、船が碇をおろすように田んぼに沈めた石に紐と船をつないで固定。
中学校の先生だったという新田さんは退職後、趣味でこれらをつくっており 作りはじめておよそ10年。台風などで作品が壊れたりすると、お気に入りの船の写真をみながら作り直しては田んぼに浮かべているそう。
まだまだ作り続けておられるので、今後も田んぼに浮かぶ戦艦たちは増えて行きそうです。
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