東広島に豊栄マルシェ オープン、町を「里山テーマパーク」へ
(株)サタケが、地元・東広島市豊栄町を日本一の町にしようと、壮大な「豊栄プロジェクト」をスタート。その第一弾として2017年春頃に豊栄マルシェ(仮称)をオープンさせる。
広島県東広島市西条に本社を置く株式会社サタケが、地域の再生・活性化事業として豊栄プロジェクトをスタート。2017年春頃に空き家を再生した交流・情報発信拠点「豊栄マルシェ(仮称)」をオープンさせることが分かりました。
サタケがスタートさせた豊栄プロジェクトは、東広島市豊栄町をモデル地区とした地域の再生・活性化を目的としたもの。
自然環境はあるが、過疎化・高年齢化がすすみ経済活動は縮小している現状から、豊かな自然環境を活かして地域社会と経済活動の再活性化を図るための対策として以下の5つを目標に掲げています。
- 人口の増加を図る
- 持続的な一次産業の実現
- 地域経済の活性化による新たな仕事(雇用)の創出
- 若者のUターン・Iターンの促進
- 豊栄町民の健康寿命日本一
その活動(プロジェクト)の第一歩としてまずオープンするのが、豊栄マルシェ(東広島市豊栄町清武352-1)。
豊栄マルシェを里山の魅力を紹介する情報発信拠点とし、野菜・特産品の販売機能や、飲食ができるレストラン機能、交流広場(コミュニティー機能)をもった施設として運営する事を目指していく。
地元企業が、地元の学生・住民・周辺企業と連携して創りあげる豊栄の魅力
かつては百貨店としてこの町を支えていたという建物を再生し豊栄マルシェ(仮称)とするため、プロの業者さんによる工事のほか、「土壁塗りワークショップ」などを開催して地元の子供たちや住民もお手伝い。
内装はシンプルなものにし、地域エリアの内外に向けたイベント(プロのトレーナーによる健康づくり運動、田植え、餅つき大会など)を行って交流を図れる場へと創り上げる。
豊栄マルシェを足掛かりに、中長期的には、体験型農業教育事業(サタケカレッジ)、遊休農地を活用した地域活性化、空き家・農地の流動化事業、アグリツーリズム事業、自転車を活用した地域活性化事業なども視野に入れて環境整備を行い、豊栄町の「里山テーマパーク化」を目指すという。
このプロジェクトには、県や市、JAグループ、地元大学(広大・修大・近大)や地元企業も協力。
豊栄町の田園風景
同じような問題をかかえる日本各地から注目を集めそう。壮大な長期プロジェクトとなっています。
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