座敷わらしに会える？三次市「手打ち蕎麦わらべ」は有名なスピリチュアルスポット

公開：2022/08/02 伊藤みさ │更新：2022/08/02

手打ち蕎麦の店「わらべ」は、座敷わらしに会えるという噂で地元ではよく知られているお店。

広島県三次市中心部から少し離れた、甲奴町（こうぬちょう）小童（ひち）という場所に建つ築250年以上の古民家を改装し、食事処・宿泊施設として営まれています。

女将さんのお話によると、かなりの著名人や海外からの訪問も多いのだとか。

「おばんざい」なんかもあります

お食事処としては「ざるそば」をメインに、かけそば、丼とのセット、定食、御膳など和食を中心にメニューも豊富です。

メニューにあった「わらし定食（1700円）」が気になってオーダーしてみました。すると、可愛いおかっぱの「わらし」のおむすび付き！

ミニ蕎麦もついてきます。

そして以下は、ざるそばに山菜天ぷら・小鉢などが沢山付いた「そば定食（1800円）」。

定食系はどれも、けっこうボリュームがあります。

田舎のおもてなし料理といった感じで癒されつつ、囲炉裏を囲む席やお座敷など、古民家ならではの店内の雰囲気が味わえます。

また、店内にはBGMなどはかかっていないのですが、静かで落ち着く雰囲気があります。

ぐるりと店内を見回していると、お客さんの近くに座って楽しそうにお話をしているまんまる笑顔の女将さんと目が合いました。

誰にでもいろんな話をたくさんしてくれるこの名物女将によると、ご自身は見たことはないけれど、有名なスピリチュアルの先生らに「ここには座敷童が居ますね」と言われたのだそう。

物音や電気が消えたりするなど、不思議な現象が起こることがあり、噂は広まって遠方から多くの人がお店を訪ねてくるようになったとか。

近年ではバラエティ番組で俳優さんが座敷わらしに会いに「わらべ」に泊りがけで訪れた事もありました。

わらべの店内には、食事スペースとは別に「座敷わらしの部屋」があります。

女将に教えてもらい、その部屋を訪れるとお菓子や人形、衣装など様々なお供え物が。さらに、壁にはたくさんの名刺が貼ってありました。中には名の知れた大企業の方のものも。

テーブルに置かれたノートには、各地から訪れた人たちの悩みや願いがつづられていました。

座敷わらしは、旧家に出没するとされる子供の妖怪（神と言われることも）。見た者には幸運が訪れ、家に富をもたらすなどともいわれています。

そのため「座敷わらしの部屋」には、幸運が訪れますようにと願う多くの人の想いも詰まっているかのようでした。

お祈りする人の姿も

「わらべ」では食事処としてだけでなく婚活イベントを開催したり民宿としての営業も行っており、宿泊は完全予約制。最新情報はホームページやSNS（フェイスブック・インスタ）にてご確認ください。

手打ち蕎麦山菜料理わらべ
住所	広島県三次市甲奴町小童2584-1
営業時間	11時～18時 ※そばがなくなった場合早めに閉店することもあり
定休日	元旦～3日
駐車場	無料あり
問合せ	0847-67-3800
備考	宿泊は前日までの完全予約制（詳しくはお店にお問い合わせください）
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