毘沙門堂、権現山の赤い塔を目指して登ってみた
毘沙門台の上にそびえる権現山の中腹に、赤い三重の塔を発見。毘沙門堂・多宝塔を目指して登ってきました。多宝塔からの眺めがスバラシイ!
毘沙門堂・多宝塔からは、スバラシイ眺めが広がっていました!
夜景スポットでもある、広島市安佐南区緑井の毘沙門台。住宅街を車で走っていると、山の中腹に一際目立つ赤い「三重の塔」が目につきました。
塔を目指して近づくと「毘沙門堂」の文字。どうやら、あの赤い塔は多宝塔のようです。参道近くには数台の駐車場が設けられ、何人も山から下りてくる人の姿がありました。
気になったので、当編集部でも登って見ることに。多宝塔からは見事な景色が広がっていました。
毘沙門天が安置される毘沙門堂と、市内を見渡す絶景ポイントに多宝塔
毘沙門台の上にそびえるのが権現山(標高397m)。編集部が発見した赤(朱色)の塔は、その中腹にある権現山毘沙門堂多宝塔という建物。「毘沙門天」と呼ばれるお寺の境内にありました。
(毘沙門台団地から見るとこんな感じ)
多宝塔は、毘沙門台の団地から広島市内やその先にある瀬戸内海までもが見渡せる展望スポットになっていました!眺めは以下の動画より。
この多宝塔までは歩いて登る散策道(参道)が作られていて、その途中に毘沙門天本堂があります。上り坂ですが、いろんなものに出会える森(境内)になっていました。
参道のはじまり、鳥居をくぐっていくとその先にあるのが鐘楼(鐘つき堂)。
両サイドに立つ仁王像も、鐘楼の朱色も、新しいのでしょうか?かなり鮮やかです。鐘楼の2階に上ることができる階段が建物の横にあり、鐘をつくこともできるようになっていました。
その先には、恵比寿像をはじめとする七福神の像が点々と配置されて「七福神参り」ができるようになってます。この他、無数の灯篭やお地蔵さんもたくさん。
良縁を祈ることもでき、
対になった猫のような珍しい石像も。
参道を登りながら進むと、本堂へ辿りつきます。毘沙門天本堂も2014年8月20日の広島土砂災害の時に本堂正面の山が崩れて被災していたのだとか。
2015年9月現在でも復旧のための工事が行われており、本堂やその横にある道は利用できなくなっていました。復旧のために活動をされている地域の方の様子が、パネルで紹介されています。
利用できるルートを進んでいった先に、街が見下ろせる「里見の岩」や多宝塔があります。
3階建ての多宝塔はそれぞれの階に木彫り像が。山の緑の中に見えた朱色の塔は、これでした。
目の前に広がるのは、山々と広島市街地が混在する景色。
奥には宇品や瀬戸内海も見ることが出来ます。
多宝塔からさらに約500m先へ進むと権現山の頂上まで上がることが出来ます。毘沙門堂の案内マップによると、頂上へは車で行く事の出来る別ルートも有り。
しかし、安佐南区役所によるとその林道は土砂災害の影響から、現在は通行止めとなっているようです。(多宝塔からの徒歩ルートならば山頂への通行は可能。)
見晴らしの良い毘沙門台にはその景色を楽しむダスティアーツや赤い屋根などの眺望が楽しめる飲食店もあり夜景も綺麗ですが、毘沙門天多宝塔は更に上から見下ろす事ができるため、一味違った眺望が楽しめます。
行基菩薩の作といわれる毘沙門天像が安置されている毘沙門堂は商売繁盛・家内安全の神が宿ると言われているよう。毎年旧暦の「初寅の日」と、その前夜は初寅祭が開催され、多くの参拝者でにぎわうようですよ。
権現山 毘沙門堂 | |
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住所 | 広島市安佐南区緑井3丁目5670-1 |
場所 | 駐車場あり(数台) |
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