公開:2020/03/22 伊藤 みさ │更新:2020/03/30
翁座(おきなざ)、まちのシンボル・大正建築 劇場が文化財登録へ
大正時代に建てられ、今もなお美しくその姿を残し府中市上下町のシンボル的存在となっている「翁座」が国の有形文化財への登録へ。歴史的景観に寄与している点が、文化審議会に評価された
広島県府中市上下町、いにしえの建物が残る 白壁の町並みの奥にある町のシンボル的存在「翁座(おきなざ)」が
国の登録有形文化財(建造物)に登録される予定であることがわかりました。
写真は以前、一般公開時に撮影したもの
これは、文化審議会が2020年3月19日に開催した審議・議決を経て新たに133件の建造物を登録するよう、文部科学大臣に答申したリストのうちの1つに翁座が入っているもの。
翁座は京都にある歌舞伎や演劇を上映していた劇場「南座」をモデルに、「上下に芝居小屋を!」と立ち上がったまちの有志がお金を出し合い1925年(大正14年)に完成。
当初は歌舞伎の上演がメインでしたが、時代を重ねるにつれ、映画館としても利用。増築・改修をし美しい状態で今に受け継がれています。
文化審議会からは「歴史的景観に寄与している」点が評価され有形文化財への登録へとなったようです。
現在は町のイベントに合わせて一般公開され、その際にはガイドさんからも話を詳しく聞けるというスタイルですが(通常は非公開)、府中市によると、今後翁座は上下観光コンテンツの一つとして活用すべく改修・復元などが行われる予定とのこと。
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