公開:2013/03/31 Mika Itoh │更新:2021/10/09
広島の開かずの踏切、愛宕踏切(あたごふみきり)
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- 広島市 東区 スポット 観光
広島駅からマツダスタジアムに向かう途中にある愛宕踏切(あたごふみきり)。JR広島駅横の踏切は各路線の電車が頻繁に通るため「開かずの踏切」に近い状態に。
小田急線の下北沢駅近くにあった「開かずの踏切」が、駅のホームを地下へと切り替えることで解消されたとニュースで話題になっていました。広島でも、広島駅のすぐ横にある愛宕踏切(あたごふみきり)という開かずの踏切があります。
愛宕踏切は、広島駅からカープロードに入るその中間にある踏切で、踏切の両側には商店街もあり、徒歩や自転車・車ともに通行量の多い踏切。
なかなか「開かない」その理由は、山陽本線(上下線)、芸備線、車庫からの出入りと貨物が通るため。実際の踏切にも、「山陽貨下り」「山陽客下り」「車庫出」「芸備」「山陽上り」「車庫入」という6つの表示が出ています。
1つランプが消えても、すぐに違うランプが次々点灯し、なかなか減らない。電車が横切って行く風景がエンドレスに続きそうな気すらしてきます。
何本もの線路をまたぐ踏切のため、踏切の反対側に渡るまでの距離も遠い。やっと遮断機が上がったかと思ったら、遮断機が上がりきるその前に次の電車が来る音が鳴り始める…なんてこともあります。
広島の愛宕踏切は、JRの社員が駐在する 珍しい踏切
普通の踏切よりも幅が広く遠いため、渡っている途中に警報音が鳴っても、なかなか反対側にたどり着けない。徒歩で横断する人は、警報音が鳴ってから遮断機が下りるまでに横断することが難しいケースも多々あるためか、
愛宕踏切にはその脇に小さな小屋があり、そこではJRの社員が駐在して 常に踏切の安全を見守っているんだそうです。
愛宕踏切では、安全に踏切を渡りきれるように、遮断機を手動で操作しており、全ての人や車が渡りきるまでは奥の遮断機を上げたまま待ってくれます。
愛宕踏切の警報機には、「広島駅構内」の表記があり、この踏切は “広島駅の構内にある踏切” ということになるようです。だからJRのスタッフが駐在しているのですね。
愛宕踏切の横には、自転車も利用できる歩道橋「愛宕歩道橋」が用意されています。この歩道橋にはエレベーターも設置されているのですが、歩道橋を活用する人は少ないようで、なかなか開かない踏切の前で、ひたすらじっと待つ人や自転車の姿もありました。
上記写真は昼過ぎに撮ったものですが、朝や夕方など混雑する時間帯は電車も増便されいるため、踏切が開かない待ち時間はさらに長くなるようです。そのため、混雑する時間帯は歩道橋の利用者もかなり増えるようです。
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