広島駅南口ペデストリアンデッキ、カープロード沿いに
広島駅南口に整備されるペデストリアンデッキが段階的に出来上がり、その都度供用開始となっています。現時点での様子や渡ってみた風景などをご紹介
広島駅からカープの本拠地・マツダスタジアムへと続く「カープロード」沿いで工事中であったペデストリアンデッキが、愛宕跨線橋(愛宕踏切をまたぐ陸橋)まで繋がっています。
ペデストリアンデッキとは、“広場” や “歩道橋” の機能を併せ持ち、建物と接続して建設される歩行者専用の高架建築物のこと。広島駅には現在、新幹線口(北口)に2016年に完成したペデストリアンデッキがあります。
広島駅南口は、2025年完成を目指して建替え工事が行われる広島駅ビル2階部分に、広島電鉄の路面電車が高架で乗り入れる構想になっており大規模な工事が予定されていますが、
広島市の資料によると、この路面電車の発着場が「交通広場」となり、ここを中心に広島駅南口から各方面へ連絡するペデストリアンデッキも整備される計画となっています。
photo / city.hiroshima.lg.jp
2020年5月時点ではエキシティ広島~愛宕跨線橋(愛宕踏切)までペデストリアンデッキが繋がっています。その様子を以下にご紹介します。
現在完成している駅南口のペデストリアンデッキを渡ってみた
以下の動画は、2020年5月時点で通行可能となっている広島駅南口エリアのペデストリアンデッキ【広島駅(エキシティ広島)~愛宕踏切(愛宕跨線橋)】の様子。
入口は、エキシティ広島のビル横にあるエスカレーター。ここから上に上がると、歩行者専用通路が愛宕踏切まで繋がっています。
現在のところ、ペデストリアンデッキへはエキシティ広島の横が入口になっている
グランクロスタワー広島とペデストリアンデッキ
もともとあったエキシティ脇の通路と、愛宕跨線橋との間を繋ぐ通路が新設されており、踏切を渡るところまでノンストップで進めます。
マツダスタジアム方面に向かう場合は、跨線橋の手前で階段を降ります(現時点)。
計画時点ではこの先も通路が続く予定
なお、ペデストリアンデッキと跨線橋が繋がる部分には、マツダスタジアム方面への入口らしきスペースが作られているため、今後ペデストリアンデッキはマツダスタジアム方面にもさらに延びていきそうな雰囲気。
愛宕跨線橋と接続
また、生まれ変わる広島駅ビルと接続すれば、さらに回遊しやすくなりそう。特に混雑するカープの試合開催日などにも役立ちそうです。
大正生まれ、かつての「旧愛宕跨線橋」はオブジェに
ちなみに、現在の愛宕跨線橋の北側たもとには、むかし使われていた「旧愛宕跨線橋」の一部が、オブジェとして残してあります。
現地の説明板によると、こちらは大正14年1925年に建設。原爆にも耐え約80年の間活躍しましたが、老朽化が進んだことなどから、2001年に解体されました。
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